アルファロメオF1、2021年の新車「C41」を世界初公開…トークン投じた新型ノーズを搭載
Published: Updated:
アルファロメオ・レーシング・オルレン(Alfa Romeo Racing ORLEN)が2月22日(月)、2021年シーズンのFIA-F1世界選手権に投入する新車「C41」を世界初公開した。
シャシー開発はスイス・ヒンウィルに本拠を構えるザウバー・モータースポーツAGが担当。車体後方にはスクーデリア・フェラーリ製の最新F1パワーユニットが搭載され、真紅のサイドポットにはタイトルスポンサーの「ORLEN」のロゴが刻まれた。
チームは中央ヨーロッパ時間12時5分、日本時間20時5分よりポーランド・ワルシャワのグランド・シアターでローンチイベントを開催した。イベントはグランドピアノの演奏と紅白のドレスに身を包んだ女性ダンサーの共演で幕を開けた。
「C41」はチーム代表のフレデリック・バスールとテクニカル・ディレクターのヤン・モンショーへのインタビューが行われた後、情熱的なライトインスタレーションと共にワールドプレミアされた。
新車と合わせて舞台には、3季目となるキミ・ライコネンのアントニオ・ジョビナッツィのコンビに加えて、開発ドライバーのロバート・クビサが登場。今シーズンに対する思いと意気込みを語った。
2020年シーズンはフェラーリPUの競争力不足に足を引っ張られ、入賞回数はライコネンが2回、ジョビナッツィが3回と、チームとしての獲得ポイントは僅か8点に留まり、7位のアルファタウリ・ホンダから99点ビハインドのコンストラクター・ランキング8位に甘んじた。
失望のシーズンを経て巻き返しを図るべくヒンウィルの技術チームが手掛けた「C41」には、新型のフロントウイングと興味深い新たなノーズが搭載されており、伝統の赤と白を基調とする配色は変わらないものの、リバリーもアルファロメオのセントロ・スティーレがデザインした新しい意匠へとアップデートされた。
ヤン・モンショーはコスト削減の一環として課された開発制限に伴い、ギアボックスや冷却システムなど、多くのコンポーネントを昨年型から引き継がなければなからなかったとした上で、2つの開発トークンをフロントノーズに投じた事を明かした。