周冠宇かピアストリか…アルファロメオ、2022年ボッタスのチームメイトをF1サンパウロGP後に発表へ
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アンドレッティ・オートスポーツによる買収交渉の破談を受け、スイス・ヒンウィルに本拠を構えるアルファロメオは、F1第19戦サンパウロGP後に2022年のバルテリ・ボッタスのチームメイトを発表する計画だ。
チーム代表を務めるフレデリック・バスールはCanal+とのインタビューの中で、ブラジルはインテルラゴス・サーキットでの週末後の火曜にセカンドドライバーを発表できそうだと明かした。
キミ・ライコネンの今シーズン限りでF1引退に伴い、その後任に現メルセデスのボッタスが収まる事は決まっているが、もう一人の今季レギュラードライバーであるアントニオ・ジョビナッツィの契約更新は発表されていない。
ジョビナッツィの残留の可能性はあまり期待できそうにない。前戦メキシコGPではレース後に無線でチームに対して戦略への皮肉を口にし、ヘルメットを脱いだ後もストラテジーに関する愚痴をこぼし続けた。
アルファロメオは18戦を終えて11ポイントを獲得し、コンストラクターズランキングで9位につけているが、そのうちジョビナッツィが獲得したのは僅か1ポイントに過ぎない。
候補筆頭はアルピーヌジュニアの周冠宇とオスカー・ピアストリだ。アルピーヌのローラン・ロッシCEOはメキシコGPの週末に「今はまだ議論中であり具体的なことは言えないが、次の週には両者の結果が出るだろう」と明かしている。
中国出身の22歳、周冠宇は現在、FIA-F2選手権で2位と好調で、チームに多額のチャイナマネーをもたらす事が期待されている。
対する20歳のオーストラリア人ドライバー、オスカー・ピアストリは同郷の大先輩、マーク・ウェバーをして「経歴が桁外れ」を言わしめるホープだが見通しは明るくない。
オスカー・ピアストリはジェッダとヤス・マリーナでの最終2戦を残し、周冠宇に36点という大差を付けてランキングをリードしているが、本人は以前、来季はF1でリザーブドライバーを務める事が「最も現実的な選択肢」との見方を示している。