元F1ドライバーのジャン・アレジ、グリッドキッズに反対「グリッドガールは上手く機能していた」
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元F1ドライバーのジャン・アレジは、今季からF1に導入される事が決まった「グリッド・キッズ」という新しい仕組みを快く思っていないようだ。
先日FIA国際自動車連盟とF1を所有する米リバティ・メディアは、旧来のグリッドガールに代えて将来のスタードライバーを目指す若者達に、F1レース開始直前のグリッドの空気を体感できるチャンスを与える事を決定した。
各グランプリ主催者とFIA認定のスポーツ機関(ASN)の監修の元、モータースポーツクラブに所属しているか、あるいはカートやジュニア・フォーミュラでレースをしている若者の中から、成績や貢献度に応じて、もしくは抽選によって選出される。
長年続いてきた風習の廃止を受けて、古くからのF1ファンや関係者を中心に不満の声が上がる中、将来のF1ドライバーを目指す息子を持つアレジは、次のように述べ疑問視した。
「グリッドガールの廃止にも、グリッドキッズという新しいプロジェクトにも僕としては賛成できない。グリッドガールという仕組みは多くの女性の働く場だったし上手く回っていたしね。若いアスリートやドライバー達に光を当てるというアイデアには賛成なんだけど、やり方が少し違うように思うんだ」
英sky sportsのウェブサイトで行われたアンケート調査によれば、約60%のファンがグリッドキッズ導入を支持している。