ガスリーのギアボックスにトラブル発生…ホンダF1 田辺TDはパワーユニットへの影響を否定 / F1アブダビGP
Published:
ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、F1最終アブダビGPのフリー走行1で発生したピエール・ガスリー車のギアボックストラブルについて、パワーユニットへの影響がない事を認めた。
10年目の記念大会を迎えたアブダビGP。11月23日(金)現地午後13時からスタートしたプラクティス1の終盤に、ガスリーのマシンのギアボックスにトラブルが発生。リアから出火し白煙を吹いた事で予定外のピットインを強いられた。この結果ガスリーは走行17周に留まり、11番手でセッションを終えた。
トロロッソは午後17時から始まるプラクティス2に向けてガスリーのギアボックスを交換。夕暮れからスタートした2回目のフリー走行ではトラブルなく32周を走行し、ガスリーは再び11番手タイムを記録した。
セッションを振り返った田辺TDは「今日はパワーユニット側には特に大きなトラブルもなく、シーズン最終戦をスムーズな形でスタートする事ができました」とコメント。ギアボックスに不具合が出たことでエンジンへの影響が懸念されたものの、その心配はないと説明した。
「FP1終了後に問題の可能性があったギアボックスの交換を行いましたが、PU側では特に大きな影響はありませんでした。明日は予選に向けて、さらにセットアップを煮詰めていければと思います」
もう一台のSTR13をドライブしたブレンドン・ハートレーはFP1で26周を周回し14番手。FP2ではトータルで35周を走り込み16番手タイムをマークした。初日をトップで締め括ったのは昨年の勝者バルテリ・ボッタス。メルセデス勢とレッドブル勢が最速を競い合う展開となっている。