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F1の商業権を持つリバティ・メディアのグレッグ・マフェイCEOは、タイ、韓国、インドネシアがカレンダー入りに関心を寄せている事を明かし、東南アジアで新たなグランプリレースが開催される可能性は「かなり高い」との見通しを示した。
英AUTOSPORTによるとマフェイは、F1第8戦モナコGPの開幕に先立ち行われた「F1 in Depth」イベントの中で、4年ぶりに開催された中国GPの成功を受け、「アジア全域から非常に多くの関心が寄せられている」と明かした。
「タイ、ソウル、そしてインドネシアからも関心が寄せられている。F1レースの開催を望む都市は多い」
「ファンが存在し、ファンが増える可能性のある場所、素晴らしいレースを運営できる場所、そしてレースを開催する資金がある場所。そういった3つの円が交差する場を念入りに検討している」
「中国に加えて、東南アジアでもう1つのレースを開催することは非常に現実的だと私は考えている」
具体的に名前が挙げられた3つの候補地の中で、マフェイが最も高い可能性を見出しているのはタイかもしれない。
タイはレッドブルの共同創業者一族のホームであり、アレックス・アルボンの母国でもある。また、永久相互ビザ免除協定の締結に伴い中国人観光客が倍増しており、来季以降の契約次第ではあるが、周冠宇ファンを含む中国のF1ファンの来場も見込まれる。
マフェイは中国GPの成長および成功要因の一つとして、同国出身の周冠宇が一役を担ったとの考えを示し、「重要なのは、その国出身のドライバーやチームがいることで、文化的なアイデンティティが多く表れるという点だ。中国での成長は素晴らしいことだ」と語った。
報道によるとF1は、アメリカ国内でのレースはオースティン、マイアミ、ラスベガスの3つで十分だと考えており、グランプリレースへの世界的な関心の高まりを受けて他の地域に焦点を当てているという。