フェラーリF1、ベッテルのエンジントラブル受け 2台のPU交換を実施 / 70周年記念GP

シルバーストーン・サーキットを走行するスクーデリア・フェラーリSF1000、70周年記念GPcopyright Ferrari S.p.A.

スクーデリア・フェラーリは70周年記念GPの2日目に向けて、セバスチャン・ベッテルとシャルル・ルクレールのエンジンを交換した。初日のFP2ではベッテルがエンジントラブルに見舞われ、車体底部からオイルが溢れ出した。

トラブルを受けてフェラーリは、詳細な分析のために故障した個体をマラネロに送ると共に、予防措置としてベッテルだけでなくルクレールのパワーユニットを交換した事を明らかにした。

土曜朝の国際自動車連盟(FIA)の発表によると、2台は今季2基目となるICE(内燃エンジン)、ターボチャージャー、MGU-Hの封を切った。いずれも年間上限基数の範囲内であるため、9日のレースでグリッド降格が科される事はない。

週末に先立っては、レッドブル・ホンダがマックス・フェルスタッペンのパワーユニット一式を交換すると共に、アレックス・アルボンに関しても一部コンポーネントを交換した。メルセデスエンジン勢はルイス・ハミルトンを除く5台全てが新型MGU-Kへと換装し、ルノーもまた、ダニエル・リカルドのICE、MGU-K、MGU-Hを2基目に交換している。

なおアルファタウリ・ホンダは、FP3を前にダニール・クビアトのギアボックスを交換した。ルールで定められた6戦連続使用に満たない交換ではあるが、クビアトは前戦イギリスGPでクラッシュによるリタイヤを喫しているため、降格の対象外となる。

F1-70周年記念GP特集

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