フェルスタッペン、メルセデスによる支配的展開を予想「数日で状況を一変させる魔法などない」F1-70周年記念GP《初日》2020
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2020 F1第5戦70周年記念GP初日プラクティスを4番手で締め括ったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、「数日で状況を一変させる魔法は存在しない」と語り、シルバーストン・サーキットでの第2レースもメルセデスによる支配的なレースになるはずだと予想した。
フェルスタッペンは午前のFP1で24周を走り込んで3番手タイムを記録。午後のFP2では15周の周回に留まり、ルノーのダニエル・リカルドに先行を許す4番手タイムでクルマを降りた。リカルドとの差は1000分の16秒という僅差だが、背後に迫る5番手ランス・ストロール(レーシングポイント)とのギャップも1000分の64秒という僅差だった。
Pos | Driver | Team | Time | Gap | Laps |
---|---|---|---|---|---|
3 | リカルド | ルノー | 1:26.421 | +0.815 | 29 |
4 | フェルスタッペン | レッドブル | 1:26.437 | +0.831 | 15 |
5 | ストロール | レーシングポイント | 1:26.501 | +0.895 | 24 |
数日で状況を一変させる魔法は存在しない
マックス・フェルスタッペンFP2: 4位, FP1: 3位
やりたいと思っていた事は全て消化できたし、全体的にはかなり満足している。先週末のイギリスGPでのメルセデスとの差は大きかった。魔法なんてあるはずもなく、僅か数日で状況を変える事はできないけど、できることはやっている。
幾つかマシンに変更を加えて試してみたけど、そのうちの幾つかはかなり良好だったと思う。明日のために、今夜はしっかりとデータを分析する必要がある。
予選では後続グループとのギャップがかなり接近しそうだけど、決勝レースはまた孤独な戦いになるかもしれない。今日の感じを見る限り、ソフトタイヤのデグラデーションが激しかったから、1ストップはほぼ不可能だと思う。決勝では2ストップ作戦が主流になると思うけど、タイヤの変更が順位の変動につながるとは思わない。
初日をトップで締め括ったのは前戦ウィナーのルイス・ハミルトン(メルセデス)。2番手につけた僚友バルテリ・ボッタスをコンマ1秒差で退けた。3番手にはコンマ8秒遅れでダニエル・リカルド(ルノー)が続く結果となった。
F1-70周年記念グランプリ3回目のフリー走行は日本時間8月8日(土)19時から、公式予選は同22時から1時間に渡ってシルバーストン・サーキットで開催される。