誰よりも前進した角田裕毅のRB、昨年より唯一 それも0.4秒も後退したのは… F1サウジアラビア予選タイム比較
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1年前のサウジアラビアGPと比べて最も速くなったのは、角田裕毅擁するビザ・キャッシュアップRBフォーミュラ1チームだった。一方で昨年より唯一、それも0.4秒も後退したのはアルピーヌだった。
この1年で最も速くなったのはどのチームなのか? 2024年と2023年のサウジアラビアGP予選におけるチーム別最速タイムを比較する。
順位 | チーム | 前年 | 今年 | ギャップ | |
---|---|---|---|---|---|
タイム | % | ||||
1 | RB ホンダRBPT | 1:29.939 | 1:28.547 | -1.392 | 98.45% |
2 | マクラーレン | 1:29.243 | 1:28.089 | -1.154 | 98.71% |
3 | ウィリアムズ | 1:29.994 | 1:28.980 | -1.014 | 98.87% |
4 | アストンマーチン | 1:28.730 | 1:27.846 | -0.884 | 99.00% |
5 | レッドブル | 1:28.265 | 1:27.472 | -0.793 | 99.10% |
6 | フェラーリ | 1:28.420 | 1:27.791 | -0.629 | 99.29% |
7 | メルセデス | 1:28.857 | 1:28.316 | -0.541 | 99.39% |
8 | ハース | 1:29.451 | 1:29.020 | -0.431 | 99.52% |
9 | ザウバー | 1:29.461 | 1:29.179 | -0.282 | 99.68% |
10 | アルピーヌ | 1:29.078 | 1:29.475 | 0.397 | 100.45% |
RB、マクラーレン、そしてウィリアムズの3チームが大きく前進したのは前戦バーレーンと変わらず、またダブルQ1敗退を喫したアルピーヌが最下位というのも先週末と同じだ。
旧アルファタウリは1年前と比べて1.392秒の高速化を果たし、揺れに揺れる英国エンストンのA524は先代モデルより0.397秒も遅くなった。
18番手で予選を終えたピエール・ガスリーは「リアのグリップが足らず、クルマが酷く滑っていた。原因を突き止め、今後に向けて解決策を見つけなきゃならない」と振り返った。
バーレーンGPで4番目の伸びを見せたハースは今回、下から3番目に転落したが、これはニコ・ヒュルケンベルグがメカニカルトラブルに見舞われ、ケビン・マグヌッセンにオペレーション上の不手際があったために本領を発揮できなかった事に依るものだろう。
レッドブルはバーレーンで下から2番目に留まったが、サウジアラビアではメルセデスやフェラーリを上回る位置につけた。要因はおそらく絶対的エース、マックス・フェルスタッペンだ。
今年、ジェッダ市街地コースで初のポールを獲得したフェルスタッペンは昨年、ドライブシャフトのトラブルに見舞われ衝撃のノータイム15番手に終わっており、実力を発揮する機会がなかった。