2024年F1ハンガリー/ベルギー/オランダGPは3戦とも異なるタイヤアロケーションに

決勝レース1周目のターン1でルイス・ハミルトン(メルセデス)を交わすマックス・フェルスタッペン(レッドブル・レーシング)、2023年7月23日(日) F1ハンガリーGP(ハンガロリンク)Courtesy Of Red Bull Content Pool

F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、2024年シーズンのF1第13戦ハンガリーGP、第14戦ベルギーGP、そして第15戦オランダGPに持ち込むタイヤコンパウンドを公表した。3戦とも異なるコンパウンドが持ち込まれる。

「巨大なカートコース」とも称される、うねるように続くタイトな低中速コーナーが主体のハンガロリンクには、最も柔らかいC3~C5コンパウンドが投入される。

ハンガリーGPの翌週末、サマーブレイク前の最終戦となる伝統のスパ・フランコルシャンにはC2~C4の中間レンジが持ち込まれる。

また、夏休み明けの初戦となるオランダGP、18度の名物バンクコーナーを持つザントフォールト・サーキットには、前戦イギリスGPと同じ最も固いC1~C3コンパウンドが供給される。

グランプリ C1 C2 C3 C4 C5
バーレーン
サウジアラビア
オーストラリア
日本
中国
マイアミ
イモラ
モナコ
カナダ
スペイン
オーストリア
イギリス
ハンガリー
ベルギー
オランダ

今季は昨年未使用の「C0」がラインナップから除外され、製造されるコンパウンドが全5種類に減った。接頭辞の「C」に続く数字が小さいほど硬いものとなる。

サーキットの路面や気温などの特性・気象条件を考慮の上、ピレリは5種類のラインナップから週末に持ち込む3種類のドライタイヤを都度、決定する。硬い方から順に「ソフト」「ミディアム」「ハード」の名称が与えられる。

トレッド面に溝の入ったレインタイヤを含めて全5種類が持ち込まれる。ひと目見て識別できるよう、以下の様にサイドウォールに色ペイントが施される。

  • ソフト:赤色
  • ミディアム:黄色
  • ハード:白色
  • インターミディエイト:緑色
  • フルウェット:青色

F1オランダGP特集

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了