2017年F1レギュレーション-セーフティーカー編copyright formula1.com

2017年F1レギュレーション-セーフティーカー編

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2017年のF1レギュレーションの中から、セーフティーカーに関連する主だったルールを厳選しその要点を以下にまとめる。FIAは練習セッションまたはレースを中止する主たる方法として、セーフティカーまたはバーチャルセーフティカー(VSC)の2つの方法を有する。

バーチャルセーフティカー関係のルール

  • VSCは通常、セーフティーカーは必要ないレベルのダブルイエローフラッグが必要な場合に使用される
  • VSCが発動されると、チームにはオフィシャルのメッセージシステムを介して、ドライバーにはFIAライトパネルを介して通知される
  • VSCの下ではドライバーは速度を落とさなければならず、各マーシャルセクターで最低1回はFIAが設定した最低通過時間を超えなければならない。違反した場合スチュワードは罰金を科すことが可能。
  • ドライバーは、不必要に遅く、不安定に、または他の競技者にとって潜在的に危険であると考えられる方法で運転してはならない。
  • ドライバーはタイヤを交換する場合を除いてピットインすることはできない
  • ピットレーンでは前車が明らかに減速したりする場合を除いて追い越しは禁止
  • VSC終了時には公式のメッセージングシステムを介してチームにその旨が通知される。通知後10秒から15秒後の間にFIAのライトパネルが緑色に変わりレース再開となる。この時点でDRSも再び有効となる。

セーフティーカー関係のルール

  • 競技者を一時停止させるほど深刻ではないが、VSCの下では対処できない物理的な危険がある場合は、セーフティーカーが出動
  • セーフティカーは経験豊富なドライバーが運転を行い、FIAオブザーバーを帯同する
  • セーフティカーはオレンジ色のライトが点灯した状態で出動し、すべてのドライバーはその後ろに列を作らなければならない。追い越しは許可されていないが、セーフティカーはレースリーダーがその直後に来るまで緑色のライトを使ってバックマーカーに警告する
  • セーフティカーは、コースを離れる準備が整うとオレンジ色のライトが消灯させることで、ドライバーに通知する。ドライバーは、最初のセーフティーカーラインを通過するまで隊列を継続しなくてはならない。緑色のライトが点灯するとレース再開となるが、再開から2周が完了するまではDRSは有効にならない

雨で決勝レースがスタートする際のルール

  • 非常に悪い天候のような例外的状況下では、セーフティーカー先導でレースがスタートすることがある。この場合、セーフティカーはスタート開始10分前にオレンジ色のライトを点灯させる。このライトが緑色に切り替わると、セーフティカーはグリッド順に各マシンのコースへの誘導を始める
  • 雨のためにセーフティカー先導でレースがスタートした場合、コース上の安全が確認されるとセーフティーカーはピットレーンへと戻り、その後各マシンはグリッドに就き通常のスタンディングスタートをおこなう

赤旗の際のルール

  • 赤旗が提示された場合ピット出口は閉鎖されオーバーテイクは禁止される。ドライバーはゆっくりとマシンをピットレーンに向かわせる必要があり、隊列を維持して提示する義務を有する。セーフティカーは隊列の先頭に移動し、チームメンバーはマシンへの作業を許可される。給油は不可。
  • 赤旗が提示された時にピットに入っていたマシンは、そこでそのまま作業することが許される。その後、ピットでの停止前のポジションに再び戻ることができる
  • レース再開の少なくとも10分前にはチームにその旨が伝えられる。再開3分前までには、すべてのマシンにホイールが取り付けられている必要がある。
  • レースはセーフティカー主導で再開され、基本的に再開1周後にセーフティーカーはピットインを行う。
  • レースが再開できない場合、レースが中断される2周前のラップの最後の順位がレース結果となる
  • レース中断中の時間は2時間ルールの対象外であるが、レースは合計4時間を超えることはできない

手短に分かりやすく2017年F1レギュレーションを知りたい方は「主要変更点のまとめ」を、より詳しくルールの全体像を知りたい方は「完全網羅版」を合わせて参照されたし。