Welcome Back!ジェンソン・バトン「アロンソのためにマシンの面倒をみてやらないとね」F1モナコGP 2017《Preview》
インディ500に参戦するフェルナンド・アロンソに代わり、フォーミュラ1にカムバックするジェンソン・バトン。バトンはアロンソの代役として第6戦F1モナコGPに出走する。
レースディレクターを務めるエリック・ブーリエからの電話でモナコGP出場を打診されたバトン、アロンソのインディ500参戦が発表された際、バトンと同郷のルイス・ハミルトンは「僕はジェンソンに戻ってきてほしいよ!」とラブコールを送っていた。レギュレーションの大幅変更により、30%のダウンフォース量増加と、ワイド&ローのフォルムを手に入れたマクラーレン・ホンダの2017年マシン”MCL32″、バトンは一度も新型マシンを走行させることなくモナコGPに挑む事を選択した。
また再びジェンソンのコメントを紹介することができて、筆者もエキサイティングしている。
バトン:モナコGPに向けての抱負
ジェンソン・バトン
「モナコGPで再びドライブするなんてちょっと不思議な感じだよ。エリックから電話をもらった時は何のためらいもなかったよ。すごく珍しいケースだと思うけど素晴らしいチャンスだよね。最もクレイジーで予測不能なレースで走れることを楽しみにしてるし、今年のF1でレースできることにワクワクしているんだ」
「モナコのコースは本当に独特なサーキットだよ。繊細なマシン調整が必要だし、道幅の狭いレイアウトに対してセットアップを最適化しなきゃならないんだ。これにはすごく多くの作業が必要になる。どのドライバーにとっても、いつだってすごくチャレンジングな事なんだ。本当にワクワクしちゃうよ。モナコは僕にとってずっとお気に入りのレースなんだよね」
「まだMCL32で実際にコースを走ったことはないけど、準備は万端だと思ってる。コースのことはよく分かってるし、シミュレータでかなりの作業をしているしね。今年はトライアスロンに専念してたから、これまで以上にトレーニングしてるよ!またチームと一緒に仕事をすることを楽しみにしてる。フェルナンドのためにマシンを世話してやらないとねー!」
実車走行を一度も行わないままにモナコGPに挑むバトンに対しては、準備不足を指摘する声も少なくない。これに対して、ケビン・マグヌッセンやロマン・グロージャンら現役のF1ドライバー達は、バトンなら何の問題もないと指摘する。優勝は期待していないものの、ポイント獲得に自信をみせているバトンは「モナコに出なかったことを後悔させちゃうよ??」とアロンソに対し応援メッセージを送っている。
2009年のモナコウィナーはどのようなレースを我々ファンに見せてくれるのだろうか?F1モナコGPは5月25日(木)17:00からのフリー走行で幕を開ける。