ウィリアムズF1、2024年新車「FW46」のリバリー発表…小松製作所と複数年契約
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ウィリアムズ・レーシングは2月3日(月)、アレックス・アルボンとローガン・サージェントが2024年のFIA-F1世界選手権でドライブする新車「FW46」のカラーリングを世界初公開するとともに、小松製作所との複数年に跨る新たなプリンシパル・パートナーシップを発表した。
英国グローブのチームは日本時間23時40分より、3代目のグランドエフェクトカーとなるFW46のローンチイベントを米国ニューヨークにあるプーマのフラグシップ店で開催。その模様を公式サイトおよび公式アプリを通じて全世界にライブ配信した。
チームによると青と黒を基調とした新たなカラーリングは「ヘリテージ・ネイビー・ブルーからニューエラ・ウィリアムズへの鮮やかな色彩の切り替え」を特徴としており、赤と白のピンストライプは英国の象徴としてのウィリアムズの立ち位置を反映し、ナイジェル・マンセルとケケ・ロズベルグがドライブした1985年のFW10から、ジャック・ビルヌーブが1997年にチャンピオンシップを勝ち取ったFW19まで、これまでの歴史的なクルマからインスピレーションを得たものだという。
サイドポッドには小松製作所のロゴ「KOMATSU」が堂々と掲げられた。同社は1996年と1997年のチャンピオンマシンにギアボックス・コンポーネントを供給するなど、1980年代と1990年代にウィリアムズと共に成功したパートナーシップを築いてきた歴史がある。
ウィリアムズは2023年型「FW45」の開発をシーズン中盤を以て終了し、「FW46」へと開発の焦点を移行した。それにも関わらず、アルボンの活躍もありFW45はコンストラクターズ選手権7位という好成績を収めた。
FW46はフランク・ウィリアムズ卿が設立したチームとして通算46番目のF1マシンである事を意味する。この命名には9度のコンストラクターズ世界選手権と7度のドライバーズ世界選手権、114勝というチームの長きに渡る成功の歴史とレガシーが込められている。
今回はカラーリングの発表となった。実車については、2月21日から3日間に渡って行われるプレシーズンテストの前日にバーレーン・インターナショナル・サーキットでシェイクダウンが行われる予定だ。