ウィリアムズF1、ニコラス・ラティフィをリザーブドライバーに起用
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ウィリアムズ・マルティーニ・レーシングは12月3日、2019年FIA F1世界選手権のリザーブドライバーとしてニコラス・ラティフィを起用した事を発表した。23歳のカナダ人ドライバーは、来季レギュラードライバーのロバート・クビサとジョージ・ラッセルの緊急要員を務める。
ニコラス・ラティフィは今年、フォース・インディアでテスト兼リザーブドライバーを務めていたが、来シーズンはウィリアムズへと移籍。金曜フリー走行で6回、バルセロナのプレシーズンテストで1回、インシーズンテストで2回、そしてピレリタイヤテストで2回、FW42のステアリングを握る事になる。
「ウィリアムズのようなF1を象徴するチームのリザーブドライバーになれて嬉しく思っている」とニコラス・ラティフィ。「F1デビューに向けて成長し続けるためには、これまで以上に多く走り込む事が大事だと思っている。FP1やテストへの参加は、トラック上での経験を積む上で最高のチャンスだよ」
「仕事の大部分はシミュレーターでのドライブだから、新車開発を手助けできればと思ってる。グローブにあるファクトリーでの時間が楽しみだ。チームに溶け込んで、出来る限りの事をしてきたい。これは素晴らしいチャンスだし、本当に楽しみにしてる」
クレア・ウィリアムズ副チーム代表は、ニコラス・ラティフィは賢く真面目なドライバーであると述べ、加入を歓迎する声明を発表した。ラティフィは今年DAMSからFIA-F2選手権に参戦。トロロッソ・ホンダでのF1デビューを掴んだアレックス・アルボンをチームメイトとし、優勝1回でドライバーズランキング9位を獲得した。
ニコラス・ラティフィの父マイケルは今年5月、同氏が所有するニダラ社を通してマクラーレン・グループの株式約304億3875万円分を購入。ウォーキングのチームの主要株主の一人となったため、その息子ニコラスが何らかの形でマクラーレンに加入するのではと目されていた。