RBのピットストップで何が…リカルドのタイヤ交換に41秒もの時間がかかった理由
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ダニエル・リカルド(RBフォーミュラ1)がF1第2戦サウジアラビアGPでのピットストップで41.61秒もの時間を失ったのは、作業上の不手際とジャッキの故障が原因のようだ。
14番手を走行していたリカルドは他の14台と同じく、序盤のセーフティーカー(SC)導入のタイミングでピットに向かったが、コースに戻ると18番手最下位に転落した。
16位でレースを終えた後、リカルドはピットストップでタイムロスがあったと認めたが、多くを語らなかったため詳細はよく分からなかった。
オーストラリアGPの公式サイト(以下参照)によると、問題は2つあった。1つはピットクルーがタイヤを誤った側に取り付けようとするミスを犯したこと。もう1つはこれとは別にジャッキが故障したことだ。
「ピットレーンが混乱する中、リカルドのタイヤがクルマの誤った側に取り付けられそうになったところをチームが気づき、加えてジャッキが故障したことで、リカルドはピットで1分以上を過ごした後、最下位でレースに戻った。トップ10入りのチャンスは失われた」
なお「1分以上」というのは、ピットインしてからピットアウトするまでに掛かった時間(正確には1分3秒364)で、作業のために静止していた時間は41.61秒だ。
Pos | Team | Driver | Time | Lap | PTS |
---|---|---|---|---|---|
1 | レッドブル | フェルスタッペン | 2.44 | 7 | 25 |
2 | メルセデス | ハミルトン | 2.51 | 36 | 18 |
3 | レッドブル | ペレス | 2.7 | 7 | 15 |
4 | アストンマーチン | アロンソ | 2.74 | 7 | 12 |
5 | メルセデス | ラッセル | 2.97 | 7 | 10 |
6 | ハース | ヒュルケンベルグ | 3.03 | 33 | 8 |
7 | マクラーレン | ピアストリ | 3.28 | 7 | 6 |
8 | ハース | マグヌッセン | 3.29 | 7 | 4 |
9 | フェラーリ | ベアマン | 3.48 | 7 | 2 |
10 | RB ホンダRBPT | 角田裕毅 | 3.59 | 7 | 1 |
11 | ザウバー | ボッタス | 3.62 | 35 | |
12 | ウィリアムズ | アルボン | 3.66 | 7 | |
13 | マクラーレン | ノリス | 4.04 | 37 | |
14 | アルピーヌ | オコン | 4.05 | 7 | |
15 | ザウバー | ボッタス | 5.14 | 7 | |
16 | フェラーリ | ルクレール | 5.31 | 7 | |
17 | ウィリアムズ | サージェント | 5.36 | 7 | |
18 | ザウバー | 周冠宇 | 28.71 | 41 | |
19 | RB ホンダRBPT | リカルド | 41.61 | 7 |
RBの今季最速ピットストップはバーレーンGPで角田裕毅の4輪を交換した際の2.51秒だが、これは全チームの中でメルセデスと並んで最も遅い。