ルマン24 決勝3時間経過:トヨタ1-2を堅守、ポールポジションの7号車が快走

2018-19WEC第8戦ル・マン24時間レース決勝スタート直後の様子copyright TOYOTA MOTOR CORPORATION

第87回ル・マン24時間レースの決勝スタートから3時間が経過。連覇を狙うTOYOTA GAZOO Racingの2台が1-2体制を維持している。

最前列からスタートを切った2台のTS050 HYBRIDは、ポールポジションの7号車(小林可夢偉/マイク・コンウェイ/ホセ・マリア・ロペス)が首位を快走。8号車(中嶋一貴/セバスチャン・ブエミ/フェルナンド・アロンソ)が62秒遅れでスタートポジションの2位をキープし、3番手にレベリオン・レーシング3号車(トーマス・ローラン/ナタナエル・ベルトン/グスタボ・メネゼス)が続いている。

歴代最多となる62台がエントリーした伝統の一戦は、6月15日(土)午後3時に、モナコ公妃シャルレーヌ殿下がスタートフラッグを振り、戦いの火蓋が切って落とされた。スタート前セレモニーでは、昨年の覇者トヨタがトロフィーを返還。再びこれを手にすべく、24時間の長き戦いに臨んだ。

午前中は青空が広がっていたものの、午後に入ると雲が垂れ込め、気温19度、路面温度23度のドライコンディションでフォーメーションラップがスタートした。オープニングラップでは大きな混乱もなく、2台のTS050 HYBRIDは並んだまま1コーナーへと進入。序盤から7号車マイク・コンウェイが2位以下を引き離してリードを築いていった。

開始1時間を待たずにレベリオン1号車(ニール・ジャニ/アンドレ・ロッテラー/ブルーノ・セナ)が突如スローダウン。深刻なトラブルかと思われたが、ピットへと戻るとタイヤ交換のみでコースに復帰した。

デンプシー・プロトン88号車は、開始1時間に差し掛かったあたりで立て続けにアクシデントに見舞われた。ステアリングを握った星野敏選手は、2度のスピンを喫した後に右フロントを破損。幾度となく予定外のピットインを強いられる厳しい出だしとなった。

レース開始から3時間が経過した時点で、トヨタ勢は2台ともがトラブル無く4スティントを消化。8号車は42周を終えたところでセバスチャン・ブエミからフェルナンド・アロンソへ交代し、7号車はその翌周にコンウェイから小林可夢偉へとバトンを繋いだ。LMP2クラスはシグナテック・アルピーヌ36号車がトップを走行している。

ルマン24時間 テレビ放送・ネット配信

ルマン24時間 決勝3時間経過LMP1暫定順位

順位 No. ドライバー チーム 周回 Gap
1 7 小林可夢偉
マイク・コンウェイ
ホセ・マリア・ロペス
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
50
2 8 中嶋一貴
セバスチャン・ブエミ
フェルナンド・アロンソ
TOYOTA GAZOO Racing
トヨタ TS050 HYBRID
50 1:02.790
3 3 トーマス・ローラン
ナタナエル・ベルトン
グスタボ・メネゼス
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
50 2:09.883
4 11 ヴィタリー・ペトロフ
ミカエル・アレシン
ストフェル・バンドーン
SMPレーシング
BRエンジニアリングBR1・AER
49 1 Lap
5 17 ステファン・サラザン
イゴール・オルトツェフ
セルゲイ・シロトキン
SMPレーシング
BRエンジニアリングBR1・AER
49 1 Lap
6 1 ニール・ジャニ
アンドレ・ロッテラー
ブルーノ・セナ
レベリオン・レーシング
レベリオンR13・ギブソン
47 3 Laps
7 4 トム・ディルマン
オリバー・ウェッブ
パオロ・ルバーティ
バイコレス・レーシング・チーム
エンソ・CLM P1/01・ギブソン
47 3 Laps
8 10 ヘンリク・ヘドマン
ベン・ハンリー
レンジャー・ヴァン・デル・ザンデ
ドラゴンスピード
BRエンジニアリングBR1・ギブソン
43 7 Laps

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