ベッテル、自身所有の幾つかのF1マシンでグッドウッドへ!持続可能燃料で走行

1992年のウィリアムズFW14Bをドライブするナイジェル・マンセル、2022年6月26日グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードにて (1)Courtesy Of Williams

4度のF1ワールドチャンピオンに輝いたセバスチャン・ベッテルが、個人所有の幾つかのF1マシンを持ち込み、持続可能燃料を使って2023年のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(FOS)でステアリングを握る事が決定した。

主催者によるとレッドブル、フェラーリ、アストンマーチンの元F1ドライバーは、ナイジェル・マンセルがタイトルを獲得したウィリアムズ「FW14B」やアイルトン・セナのマクラーレン「MP4/8」など、幾つかのクラシックカーをドライブする。

ベッテルは昨年のF1イギリスGPでシルバーストンに「FW14B」を持ち込み、持続可能燃料を使ったデモ走行を披露。その後、ICE(内燃エンジン)と持続可能燃料によるモータースポーツの将来の可能性を証明すべく、プロジェクト「Race without Trace」を立ち上げた。

ベッテルは「持続可能な燃料を使って、僕が所有する幾つかの印象的なマシンをドライブする事になった。待ち切れない思いだ。僕は情熱的なレーサーであり、今も、そしてこれからも、象徴的なレーシングカーのドライブを楽しみ続けていきたいと思っているけど、それを責任ある方法で行うこともまた、僕にとっては重要なんだ」と語った。

主催者のリッチモンド公爵は「2012年にセバスチャンが初めてFOSを訪れた時を懐かしく思う。彼がまたグッドウッドに帰ってきてくれて本当に嬉しい」と語った。

「代替燃料を使用するという彼のスタンスは、この重要なトピックに光を当て、次世代のモータースポーツを守ることを確実にするために、イベントやより広いエステート全体で我々が掲げている計画と完全に一致するものだ」

世界最大のモータースポーツ・イベントの一つ、2023年のFOSは7月13日~16日にかけて行われる。イベントに参加する車両の約20%が水素、電気、合成燃料などの代替燃料で走行を予定している。

この記事をシェアする

関連記事

モバイルバージョンを終了