フェルスタッペン&ローソンが語る「RB21」の第一印象―レッドブルの2025年F1マシン、初走行完了

リアム・ローソンがドライブするレッドブル・レーシング「RB21」、2025年2月25日(火) フィルミングデー・シェイクダウン(バーレーン・インターナショナル・サーキット) (4)Courtesy Of Red Bull Content Pool

レッドブル・レーシングは2025年シーズンの幕開けとして、2月25日にバーレーン・インターナショナル・サーキットでフィルミングデーを実施。前年王者のマックス・フェルスタッペンと新チームメイトのリアム・ローソンが、新車「RB21」の初走行を行った。

RB21、198.6kmの走行で初データを収集

午前中の走行はフェルスタッペンが担当。強風で知られるバーレーンで最初のラップを刻んだ。その後、ローソンがステアリングを握り、両ドライバーは合計198.6kmを走行。これは通常のフィルミングデーで許可される最大距離であり、チームにとって貴重なデータ収集の機会となった。

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マックス・フェルスタッペンがドライブするレッドブル・レーシング「RB21」、2025年2月25日(火) フィルミングデー・シェイクダウン(バーレーン・インターナショナル・サーキット)

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レッドブル・レーシング「RB21」に乗り込むマックス・フェルスタッペン、2025年2月25日(火) フィルミングデー・シェイクダウン(バーレーン・インターナショナル・サーキット)

初走行を振り返ったフェルスタッペンは「RB21に初めて乗ることができて嬉しいけど、今日は主に快適性の確認がメインだった。昨年の課題を踏まえ、今後数日間のテストでどれだけ改善できるかを見極めたい」と語った。

また、「開幕戦まで時間がないから、多くのラップを重ね、マシンの可能性を最大限に引き出したい。シーズンの具体的な目標はまだ決めていないけど、特にスパやザントフォールトでのレースを楽しみにしている」と意気込みを述べた。

昨シーズンのレッドブルは序盤こそ圧倒的な速さを見せたものの、シーズン中盤以降はバランスの問題に悩まされ、RB20のアップデートが期待した成果を上げなかった。その結果、フェルスタッペンは10戦連続で勝利を逃し、コンストラクターズタイトルも失う結果となった。

フェルスタッペンは「当時の開発方針は多くの可能性を秘めていたけど、実際のコース上では期待通りの成果を出せなかった。そのため、いくつかの変更を加えた」と説明した。

「今回の方向性が正しいかどうかはこれからのテストで見極めることになるけど、僕らはそれが正しい方向性だと自信を持っている。このマシンで戦うのは今シーズンが最後だし、最大限のパフォーマンスを引き出せるよう努めるつもりだ」

一方のローソンは「初めてF1のフルシーズンを迎えるから、こうした準備はすごく重要だ。RB21の第一印象は良かった。次のテストでさらに理解を深めたい」と語った。

今シーズンの目標については「シンプルに速く走ること。そして、チームのために最適なポジションにいることだ。コンストラクターズタイトル奪還がチーム全体の目標。貢献できるよう努力したい」と語り、自身の役割はあくまでもフェルスタッペンとチームのサポートだと強調した。

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バーレーン・インターナショナル・サーキットのピットレーンを歩くレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンとリアム・ローソン、2025年2月25日(火) フィルミングデー利用したRB21のシェイクダウンにて

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リアム・ローソンがドライブするレッドブル・レーシング「RB21」、2025年2月25日(火) フィルミングデー・シェイクダウン(バーレーン・インターナショナル・サーキット) (3)

チーム代表のクリスチャン・ホーナーは、「バーレーンでのフィルミングデーが再び始まり、興奮している。新しいマシンがトラックを走る姿はいつ見ても特別だ」と振り返るとともに、「明日からのテストに先立ち、今日はシステムチェックを終え、準備を整えることができた」と付け加えた。

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リアム・ローソンがドライブするレッドブル・レーシング「RB21」、2025年2月25日(火) フィルミングデー・シェイクダウン(バーレーン・インターナショナル・サーキット) (2)

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リアム・ローソンがドライブするレッドブル・レーシング「RB21」、2025年2月25日(火) フィルミングデー・シェイクダウン(バーレーン・インターナショナル・サーキット) (1)

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リアム・ローソンがドライブするレッドブル・レーシング「RB21」、2025年2月25日(火) フィルミングデー・シェイクダウン(バーレーン・インターナショナル・サーキット) (7)

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リアム・ローソンがドライブするレッドブル・レーシング「RB21」、2025年2月25日(火) フィルミングデー・シェイクダウン(バーレーン・インターナショナル・サーキット) (6)

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リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)、2025年2月25日(火) フィルミングデーを利用した「RB21」のシェイクダウンにて(バーレーン・インターナショナル・サーキット) (2)

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リアム・ローソン(レッドブル・レーシング)、2025年2月25日(火) フィルミングデーを利用した「RB21」のシェイクダウンにて(バーレーン・インターナショナル・サーキット) (1)

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リアム・ローソンがドライブするレッドブル・レーシング「RB21」、2025年2月25日(火) フィルミングデー・シェイクダウン(バーレーン・インターナショナル・サーキット) (5)

RB21は2月26日からのプレシーズンテストで他チームとともに本格的な走行を開始。レッドブルはオーストラリアでの開幕戦に向け、まずは昨シーズンのバランス問題の解決を目指し、新しい空力パッケージの評価やセットアップの調整幅の拡大を重点的に検証する見込みだ。

シーズンの行方を占う重要な3日間となるプレシーズンテストで、RB21がどのようなパフォーマンスを見せるのか、注目される。

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