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フェラーリのサードドライバーであるアントニオ・ジョビナッツィが、第10戦イギリスGPの1回目のフリー走行でハースF1から出走することが明らかになった。ハースF1チームが5月31日に公に発表した。
23歳のイタリア人ドライバーであるジョビナッツィは、怪我で負傷したパスカル・ウェーレインの代役として、第1戦オーストラリアGPと第2戦中国GPにザウバーから出走していた。ジョビナッツィは、英シルバーストンで行われるFP1でVF-17のステアリングを握ることになるだけでなく、続くハンガリーGP、イタリアGP、マレーシアGP、メキシコGP、ブラジルGP、そしてアブダビGPでも同様にFP1を担当する予定だという。
メキシコGPはロマン・グロージャンがシートを譲るものの、他の6つのグランプリではケビン・マグヌッセンがFP1を欠場する。大きなチャンスを手に入れたジョビナッツィは次のように語る。
「今年はすでに出走する機会を与えてもらっていたけど、ハースF1チームとともに再びF1で走れるチャンスを得られて誇りに思っているよ。スクーデリア・フェラーリのサードドライバーであることは素晴らしい事だ。ハースからFP1を走ることで、ドライブの感覚をキープする事ができると思ってる」
ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは「ジョビナッツィは今年ザウバーから2つのレースを戦っており、F1で素晴らしい経験を積んでいます。我々のチームからFP1を走ることで、彼はもっと成長することになるでしょう。彼のフェラーリからの評価は高く、去年はF2で素晴らしいパフォーマンスを見せています。彼にとって良いチャンスと言えますし、そのような機会を提供できることを嬉しく思っています。ケビンとロマンは快くシートを譲ってくれました」とコメントした。
フェラーリとハースは”顧客”以上のかなり密接な関係にあり、パワーユニットはもちろんのこと、トランスミッションやステアリング・システム等、様々なパーツを提供してる。