角田裕毅、ハミルトンとの攻防が仇に…入賞圏外14位に終わるも「素晴らしいパフォーマンス」と評価・擁護するトスト代表
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アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は10月10日(日)に行われたF1第16戦トルコGP決勝を入賞圏内9番グリッドからスタートするも、中盤に差し掛かろうかというタイミングでスピンを喫して後退。最終14位と失望の結果に終わった。
フェルナンド・アロンソの転落により1周目を終えて8番手にポジションを上げた角田裕毅は、その後8周に至るまで7度の世界王者、ルイス・ハミルトン(メルセデス)のアタックを凌ぐ好走を披露した。
だが、順位を明け渡して10番手を走行していた22周目に単独スピンを喫して13番手にまで後退。その後は挽回叶わず14位でチェッカーフラッグを受けた。
レースを終えた角田裕毅は「トップ10でフィニッシュできたはずですので、今日は本当に残念です」と失望をあらわにした。
「序盤のハミルトンとのバトルでタイヤを使い過ぎてしまい、その後はペースを維持するのがかなり大変で、不運にもスピンをしてしまい、レース全体が台無しになってしまいました」
「今日はインターミディエイト・タイヤで多く走り込んだ事で、またひとつ大きな学びを得る事ができましたが、チャンピオンシップ争いでチームを助けるためにポイントを獲得したかっただけにガッカリしています」
ただ、チーム代表を務めるフランツ・トストはワールドチャンピオンを相手にした角田裕毅の走りを評価すると共に、ウェットでの今回の走行経験は確実に今後に活きてくると激励した。
「ユーキは今日も上手くスタートを切り、何周にも渡って8番手をキープし、長い間に渡ってハミルトンを後方に抑える素晴らしいパフォーマンスを見せていた」
「その後、不運にもスピンを喫してしまい14番手に後退してしまったが、ウエットでの走行経験が少なかった彼にとっては非常に大きな学びの機会となった」
「今や彼はインターミディエイトがどのように機能するかについてより多くを理解し、この手のコンディションにおけるクルマにも慣れてきたわけだ」
10月10日(日)にイスタンブール・パーク・サーキットで行われた2021年F1第16戦トルコGP決勝レースでは、バルテリ・ボッタス(メルセデス)がポール・トゥ・ウインを飾り、2位にマックス・フェルスタッペン、3位にセルジオ・ペレスと、レッドブル・ホンダがダブル表彰台に上がる結果となった。
サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)を舞台とする次戦アメリカGPは10月23日のフリー走行1で幕を開ける。