角田裕毅、オーストリアでのアルファタウリAT04に懐疑的…ただしアップデートあり
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角田裕毅はレッドブルリンクでのアルファタウリAT04の競争力に懐疑的で、次戦オーストリアGPはカナダ同様に厳しい週末になると考えている。
ジル・ビルヌーブ・サーキットでの週末、角田裕毅は14位、ニック・デ・フリースは最下位と、アルファタウリは再び無得点に終わり、7位フィニッシュを果たしたアレックス・アルボン擁するウィリアムズにコンストラクターズ選手権最下位に蹴落とされた。
角田裕毅は「F1 Nation Podcast」の中で「トップ10界隈に足るパフォーマンスを発揮できなかったのは今年初めてだったので残念です。望んでいた週末にはなりませんでした」と振り返った。
これまでのところ2023年型AT04は、レースペースは悪くないものの予選で苦戦する傾向にある。
カナダでの角田裕毅は予選16番手を経て、3グリッド降格による最後列19番手からの14位フィニッシュという結果だった。上位グリッドを獲得てきていれば入賞はさておき、これほど難しい週末にはならなかった可能性がある。
予選ペースを突き詰めるための時間が60分間しかないスプリントフォーマット適用の次戦はアルファタウリにとって試練となるかもしれない。
「オーストリアが楽に行くことはないでしょうね。厳しいと思います」と角田裕毅は語る。
「トップ8にポイントが与えられるスプリント予選でポイントを獲得するためには少なくとも予選で9番手あたりに付けなければなりませんし、それにレースでオーバーテイクするのは少し難しいと思いますので、過度に期待してはいません」
「良いクルマが必要ですが、正直なところ僕らのクルマがあそこに合うかどうかは分かりません」
「とは言え何が起きるか分かりませんし、幾つかのアップデートがあるので、やるしかありません」
全長4,318mと、F1カレンダーの中で最も短い部類に属するレッドブルリンクはコーナー数が10箇所しかないが、その内の3つはエンジン全開であるため実質的なコーナー数は僅か7箇所に過ぎず、約230km/hと平均速度が非常に高い。