2024年のF1日本・中国・マイアミに投入されるタイヤコンパウンド
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F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、4月5~7日の鈴鹿サーキットでの日本GPを含む2024年シーズンの第4~6戦に持ち込むコンパウンドを公表した。
世界屈指のテクニカルコース、鈴鹿はカレンダーの中でタイヤに対する荷重が最も高いサーキットの一つであり、ピレリは例年通り最も固いレンジのC1からC3コンパウンドを持ち込む。
上海インターナショナル・サーキットでの第5戦中国GP、そしてマイアミ・インターナショナル・オートドロームでの第6戦マイアミGPには中間レンジのC2~C4コンパウンドが投入される。
5年ぶりのF1カレンダー復活という事で、2022年導入の現行グランドエフェクトカーは未だ一度も上海のコースを走行しておらず、タイヤを含めて多くの未知数がある。
マイアミの路面はタイヤに対して比較的優しいが、この時期のマイアミはかなり暑く、酷いサーマル・デグラデーションが発生する可能性がある。
グランプリ | C1 | C2 | C3 | C4 | C5 |
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バーレーン | ◯ | ◯ | ◯ | ||
サウジアラビア | ◯ | ◯ | ◯ | ||
オーストラリア | ◯ | ◯ | ◯ | ||
日本 | ◯ | ◯ | ◯ | ||
中国 | ◯ | ◯ | ◯ | ||
マイアミ | ◯ | ◯ | ◯ |
今季は昨年未使用の「C0」がラインナップから除外され、製造されるコンパウンドが全5種類に減った。接頭辞の「C」に続く数字が小さいほど硬いものとなる。
サーキットの路面や気温などの特性・気象条件を考慮の上、ピレリは5種類のラインナップから週末に持ち込む3種類のドライタイヤを都度、決定する。硬い方から順に「ソフト」「ミディアム」「ハード」の名称が与えられる。
トレッド面に溝の入ったレインタイヤを含めて全5種類が持ち込まれる。ひと目見て識別できるよう、以下の様にサイドウォールに色ペイントが施される。
- ソフト:赤色
- ミディアム:黄色
- ハード:白色
- インターミディエイト:緑色
- フルウェット:青色