メルセデス「フェーズ2エンジン」故障の原因はスパークプラグ

メルセデスAMGが2014年のF1世界選手権に投入したパワーユニット「PU106A Hybrid」の拡大写真Courtesy Of Mercedes

メルセデスAMGは、F1第7戦カナダGPでレーシングポイントのマシンに発生したエンジントラブルの原因が、スパークプラグにあったとの調査結果を明らかにした。

グランプリ2日目の最終プラクティスに臨んだランス・ストロールは、アウトラップ中にマシンリア側から白煙と炎を吐き、そのままセッションを終了した。当初ハイドロリック系のトラブルが疑われていたが、メルセデスはその後、問題の原因がエンジンにあることを明らかにしていた。

メルセデスはカナダGPに先立って、レーシングポイントを含む全6台に今季第2世代となるフェーズ2エンジンを投入。その直後のアクシデントであっただけに、新しいスペック固有の問題なのではと懸念されていた。

メルセデスは故障したエンジンを北米から本拠地ブリックスワースへと輸送。詳細な分析を行い、点火装置の異常によってエンジンが壊れた事を突き止めたようだ。既に対策済みとのことで、今週末のフランスGP以降への影響は心配ないとしている。

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