アルファタウリ︰ホイールスピンで”悔しい10番手”のガスリー、0.024秒に線引されたクビアト
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アルファタウリ・ホンダは8月15日のF1スペインGP公式予選で、ピエール・ガスリーがQ3進出を果たして10番手を獲得。ダニール・クビアトは1000分の24秒差でQ2ノックアウトを喫し、12番手という結果に終わった。
初日のデータを分析し、クルマに変更を施して臨んだ午前のセッションでは、ガスリーが好調の走りを披露した一方でクビアトはバランスに苦戦。チームは予選を前に、クビアトのマシンに微調整を加えた。2台は順当にQ2へと駒を進め、ガスリーは5番手タイムでQ3進出を決めたが、クビアトは僅差でチャンスを逃した。
トップ10グリッドを決するQ3でガスリーは、自己ベストを更新できずに10番手に終わった。仮にQ2のベストタイムを刻んでいれば、6番手のアレックス・アルボンを上回る位置につけていた。何が起きたのか?
車両パフォーマンス責任者を務めるギヨーム・デゾテウスは「ターン10の脱出の際に激しいホイールスピンが起きてしまい、リアタイヤがオーバーヒートしてしまった。そのためセクター3でのパフォーマンスに影響が出てしまった。詳しく原因を調べてみる必要がある」と説明した。
アルファタウリ・ホンダ:F1スペインGP予選
ピエール・ガスリー予選: 10位, FP3: 7位
初日金曜日はマシンのフィーリングがあまり良くなく難しい状況であっただけに、今週末もQ3に進めたのはチームとして喜ばしいことだと思う。
今日は予選に向けて良いステップを踏むことができた。Q2では良い結果を残せた。ソフトが4セットしか残っていなかったから、Q2の最初のアタックは中古タイヤで走らなきゃならず簡単ではなかったけど、やり遂げる事ができた。決勝に向けては、もう1本余計にプライムタイヤを温存しておく事にした。
Q3は本当にタイトだった。最終的には満足しているものの、同時に少しガッカリしている自分もいる。いつだってもう少し上手くやれたかもって思うものだし、あと100分の数秒をクルマから引き出せていれば…って思っちゃうからね。
明日のレースは簡単にはいかないと思うけど、チャンスを失ってしまった先週の借りを返すためにも、幾らかポイントを持ち帰りたい。
ダニール・クビアト予選: 12位, FP3: 16位
今朝のセッションではマシンと格闘していたけど、予選に向けては上手く改善させる事ができた。充実したセッションだったし満足だよ。ラップは力強く、P12はレースをスタートするのに良いポジションだし、フレッシュなタイヤを履けるから、ポイントを争えるはずだ。明日は良い走りをして、また10位以内でフィニッシュできるよう頑張るよ。
ポールポジションはルイス・ハミルトン(メルセデス)。最前列2番グリッドにはバルテリ・ボッタス(メルセデス)が並ぶ。2列目は、3番グリッドにマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)、4番グリッドにセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続いている。
2020年F1スペイングランプリ決勝レースは、日本時間8月16日(日)22時10分にスタート。1周4,655mのカタロニア・サーキットを66周する事でチャンピオンシップを争う。