ホンダF1田辺「終始厳しい週末…多少ペースが改善したものの 入賞に至る程ではなかった」
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ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターが、第15戦F1シンガポールGP決勝レースを振り返った。トロロッソ・ホンダ勢はピエール・ガスリーが14位、ブレンドン・ハートレーは17位という結果に終わり、目標としていた入賞は果たせず終わった。
レッドブル・トロロッソ・ホンダの2台は、Q3進出以外のマシンとしては唯一新品のウルトラソフトでレースをスタート。オープニングラップでは共に順位を上げ、ガスリーに至っては一時9番手を走行する場面もあったが、その後は噛み合わないレース展開が続いた。
週末を通して厳しい状況が続いた
田辺 豊治ホンダF1現場責任者
今週末は金曜日のFP1から芳しくない状態で、改善に向けて努力を続けてきましたが、予選までに十分な改善を果たす事が出来ない状態でレースを迎える事になりました。
今日のレースペースには多少改善が見られましたが、ここもまた他の市街地コースと同じ様にオーバーテイクが難しいコースであり、後方グリッドからのスタートという事で、残念ながらポイント圏内まで順位を上げるには至りませんでした。
非常に厳しい週末となってしまったことは残念ですが次のレースまで時間もありませんし、気持ちを切り替えて次のF1ロシアGPに向けた準備を進めていきたいと思います。
61周で争われた決勝レースでは、ポールポジションからスタートしたメルセデスのルイス・ハミルトンが通算69勝目を上げ優勝。2位はレッドブルのマックス・フェルスタッペン。3位表彰台にはフェラーリのセバスチャン・ベッテルが滑り込んだ。