アロンソ、入賞狙える好位置を確保も「最近のマクラーレンには信頼性がない」と不安視

シンガポールGP予選を終えてファンの声援に応えるマクラーレンのフェルナンド・アロンソcopyright Mclaren

マクラーレンのフェルナンド・アロンソは、9月15日(土)のF1シンガポールGP公式予選で1分38秒641を記録し11番グリッドを獲得。Q3進出まであと一歩の見事な走りを披露した。

予選リザルトを振り返ったアロンソは「ようやく本来あるべきパフォーマンスが戻ってきた」と満足感を示す一方で、マクラーレンの信頼性不足に言及し「一番大切なことは無事にフィニッシュする事」と述べ、ポイント獲得に向けて不安な素振りを見せた。

マクラーレンの車体はプレシーズンテストの際から信頼性不足を露呈。ルノー製パワーユニットの不具合もあってモナコやカナダ、そしてベルギーのグランプリでリタイヤを喫している。高温多湿のシンガポールでのレースはドライバーのみならずマシンへの負荷も大きいため、トラブルなく完走する事がポイント獲得に向けての最低条件となる。

一番大切なことは無事にフィニッシュする事

フェルナンド・アロンソ予選: 11位, FP3: 8位

これまでのところ僕らは週末を通して競争力があったし、今回の予選では良い結果を得ることが出来た。ようやく本来のパフォーマンスが戻ってきてくれて満足だよ。

恐らくQ3進出ギリギリのボーダーラインあたりだろうとは予想してたんだ。Q3に進出して9番手とか10番手とかになってしまうと、中古のハイパーソフトでレースをスタートしなきゃならないわけだけど、このタイヤは昨日のロングランの時に酷いデグラデーションが出てたから、タイヤ選択の自由がある11番手で良かったよ。その方が有利だし、恩恵を受けられる事を祈ってる。5番手あたりまで行けるんだったらQ3に行く価値はあるけどさ。

シンガポールGPでは過去10年間に渡って100%確実にセーフティカーが出てるから、その点を踏まえた上でピットストップ戦略を考え準備する必要がある。

明日は長く厳しいレースになると思うけど、集中力を切らさずにポイント獲得のために戦わなきゃならない。でも、何よりも重要なのは、無事にチェッカーフラッグを受けるって事だ。ここ最近のマクラーレンは信頼性の問題が多いから、この点については改善しなきゃならない。


ポールポジションはメルセデスAMGのルイス・ハミルトン。週末の支配していたフェラーリを寄せ付けない衝撃的な走りで逆転ポールを得た。2番手はレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン。3番手はフェラーリのセバスチャン・ベッテルが続く結果となった。

2018年F1第15戦シンガポールグランプリ決勝レースは、日本時間9月16日(日)21時10分にスタート。コース改修のために2m短くなった1周5063mのマリーナベイ市街地コースを61周する事で勝敗を決する。

F1シンガポールGP特集

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