ホンダF1、2台揃って出遅れスタート「改善すべき部分が多い」と田辺TD

照明に照らされたマリーナベイ・ストリート・サーキットを走るトロロッソ・ホンダCourtesy Of Honda

ホンダF1の現場統括責任者を務める田辺豊治テクニカル・ディレクターは、9月14日(金)に行われたF1第15戦シンガポールGP初日プラクティスを振り返り、土曜の公式予選に向けて改善すべき部分が多いとの認識を示した。

トロロッソ・ホンダ勢は当初期待されていた程のパフォーマンスを示せず、2回のプラクティス共にタイムシート後方に沈む厳しい一日となった。予選と決勝を占う夜間セッションのFP2では、ブレンドン・ハートレーが17番手タイム。ピエール・ガスリーがコンマ1秒差でこれに続き18番手に終わった。

トロロッソ・ホンダ勢より遅かったのはウィリアムズの2台のみ。土曜のセッションに向けて大幅な改善が求められる厳しい船出となった。

順位が示すように、改善すべき部分が多い

田辺 豊治ホンダF1現場責任者

今日は一日を通してトラブルフリーでセッションを終えることができました。2台のマシンで異なるセッティングを試した事で、シャシーと空力の観点でも充実した3時間の走行となりました。二人共今回がシンガポールで初めてのレースとなりますので、多くの周回を重ねた事でサーキットへの理解も深まったと思います。

ラップを稼いだ事で有益なデータを大量に収集する事ができましたが、タイムシートから明らかなように、我々には改善すべき部分が多いと考えています。今日行ったショートランとロングランの両方のデータを分析し、明日の予選に向けて、エネルギーマネジメントを含めたパワーユニットのセットアップと車体側の改善に取り組んでいくつもりです。


初日をトップで締め括ったのはスクーデリア・フェラーリのキミ・ライコネン。2番手メルセデスのルイス・ハミルトンを1000分の11秒差で退けた。3番手には0.522秒遅れでレッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペンが続く結果となった。

F1シンガポール・グランプリ3回目のフリー走行は、日本時間9月15日(土)19時から20時まで、公式予選は同22時から1時間に渡ってマリーナベイ市街地コースで開催される。

F1シンガポールGP特集

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