レッドブル・ホンダ、アルボンのレースエンジニアに経験豊富なサイモン・レニーを起用
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レッドブル・ホンダは今週末の7月31日~8月2日に英国シルバーストン・サーキットで開催されるF1第4戦イギリスGPより、ベテランのサイモン・レニーをアレックス・アルボンのレースエンジニアとする人事異動を発表した。
2004年にF1でのキャリアをスタートさせたサイモン・レニーは、エンストンを拠点とするルノー及びロータスチームでフェルナンド・アロンソやキミ・ライコネンと共に仕事をした後、2013年にレッドブルへ移籍。2014年から2018年までダニエル・リカルドのレースエンジニアを務めていたが、昨年はファクトリー勤務に就いていた。
豊富な経験を持つサイモン・レニーの評判は高く、リカルドはルノーへの移籍を決断した理由の一つとして、サイモン・レニーの異動を挙げているほどだ。
なお、ピエール・ガスリーとの仕事を経て昨年のベルギーGPからアルボンのエンジニアを務めていたマイク・ラッグは、英国ミルトンキーンズのファクトリー勤務の異動となる。
F1での2シーズン目を迎えたアルボンは、第2戦シュタイアーマルクGPで4位フィニッシュを果たし、第3戦ハンガリーGPでは予選Q2敗退を喫しながらも、13番手スタートから5位へと巻き返す逆転レースを戦っているが、昨年の夏休み明けにスクーデリア・トロロッソに降格となったガスリーと同じように、依然としてマックス・フェルスタッペンに大きく引き離されており課題は多い。
第二の母国とも言うべき英国でのグランプリに先立ち、アルボンは「もちろん、チームとしては理想的なシーズンのスタートではなかったけど、(初戦の)リタイヤを除けば、良い感じでポイントを獲得することができているし、かなり良い感じだ」と語る。
「どこを改善しなきゃならないのかは分かっている。それに、次のシルバーストンはファクトリー近郊のホームレースだ。歴史的に見ても、ここはチームにとって凄く相性の良いコースだし、僕自身もドライブするのが好きなコースなんだ」
「ハンガリーでのレースは凄く楽しかったけど、もうあんな後方からはスタートしたくないね。マシンのレースペースは良いから、土曜日の予選でトップに立てば、日曜日のレースに向けて有利な状態に持ち込めるはずだ」