レッドブル・ホンダF1の控え務めるセルジオ・セッテ・カマラ、2020/21年フォーミュラEフル参戦が決定
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レッドブル・ホンダ及びアルファタウリ・ホンダのF1リザーブドライバーを務めるセルジオ・セッテ・カマラが、シーズン7を迎える2020/2021年のフォーミュラE選手権にドラゴン・ペンスキー・オートスポーツ(DRAGON/PENSKE AUTOSPORT)からフル参戦する事が決まった。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響で一時中断を強いられていた今季フォーミュラE。22歳のブラジル人ドライバーは、ベルリン・テンペルホーフ空港での最終6連戦でシーズンが再開されると、ブレンドン・ハートレーに代わってドラゴン・レーシングのステアリングを握り、フォーミュラEデビューを果たした。
ロサンゼルスを拠点とするドラゴンレーシングは11月20日(金)、フォーミュラE第7シーズンを前に「ドラゴン・ペンスキー・オートスポーツ」へとチーム名を改称すると共に、セルジオ・セッテ・カマラが来季より7号車ペンスキーEV-5を駆ることを発表した。
なお、チームメイトはまだ発表されていないが、ニコ・ミュラーが契約を手にするものと見られている。28歳のスイス人ドライバーは11月の初めに、スペインのカラフィット・サーキットでドラゴンレーシングと共にテストを行っている。
フォーミュラEでの初のフルシーズンを前にセルジオ・セッテ・カマラは「僕の目標は、シリーズを通して学び続けて各レースで最高の結果を出し、クルーとの時間を楽しむことだ!ベルリンでのポジティブな勢いを維持しながらチームと共に成長し、コンスタントにポイント争いに加われるよう目指していく」と語った。
セルジオ・セッテ・カマラは今年、B-Max Racing Teamから全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦。渡航制限のために初参戦は第3戦SUGOとなったものの、いきなりポールポジションを獲得する鮮烈デビューを飾った。だが11月13〜14日の第4戦オートポリスの開幕を2日後に控えて急遽欠場が発表され、松下信治が代役を務めた。その背景の1つにフォーミュラEが取り沙汰されていた。
今季残り3戦となったF1において、セルジオ・セッテ・カマラがレッドブル・レーシングとアルファタウリのF1リザーブドライバーを続けるのかどうかは現時点では分かっていない。