改訂F1カレンダー第2版 発表へ…9月13日に”トスカーナGP”開催か
Published: Updated:
2020年シーズンの初戦、F1オーストリアGPの開幕が目前に迫るにも関わらず、カレンダーには未だ8レースしか掲載されていないが、週明けにも最新版が発表される可能性がある。イタリアの複数メディアが27日(土)に伝えた。
伊紙「Corrière dello Sport」によると、改訂F1カレンダーの第2版にはイタリア国内における2番目のレース会場としてムジェロ・サーキットが掲載される。これはスクーデリア・フェラーリにとって記念すべき1000回目のグランプリとなる見通しで、「トスカーナGP」と命名される。決勝はモンツァでのレースの1週間後となる9月13日に、無観客レースとして開催されるという。
© Ferrari S.p.A. / ムジェロ・サーキットを走行するフェラーリ「SF71H」
マラネロが所有するムジェロ・サーキットでは先週、フェラーリが2018年型F1マシン「SF71H」を持ち込み、シャルル・ルクレールとセバスチャン・ベッテルがテストを行った。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響による長期の強制休暇を経て、2人は約4ヶ月ぶりにシングルシーターを走らせ、レッドブル・リンクでのレースに向けた準備に取り組んだ。1レース分に相当する距離を走行し終えたベッテルはクルマを下りて「コースは素晴らしいし、ムジェロはグランプリを開催するに値する場所だと思う」と語っていた。
既に公表されている改訂カレンダーの初版に掲載の8戦は、その全てがヨーロッパでのレースであり、欧州域外、いわゆるフライアウェイのイベントは記されていない。とは言え、上海インターナショナル・サーキット(中国)やソチ・オートドローム(ロシア)でのダブルないしはトリプルヘッダーの可能性が取り沙汰されるなど、第2版の改訂版カレンダーに期待が集まっている。