角田裕毅「やりました!」今季初Q3、入賞に自信…”プラン”が「上手く機能」とRB
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8日(金)に行われたF1第2戦サウジアラビアGPの公式予選で9番手タイムを刻み、今季初のQ3進出を果たした角田裕毅(RB)は、土曜のレースでこの好位置をポイントに変える自信はあるか?と問われ「あります」と返した。
Q1では、残り3分のタイミングで15番手にまで後退するも、2セット目の新品ソフトで10番手をマーク。僚友ダニエル・リカルドに1000分の77秒差をつけた。
Q2では最終アタックで自己ベストを更新する粘りの走りを見せ、ランス・ストロール(アストンマーチン)とルイス・ハミルトン(メルセデス)を交わして8番手で今季初のQ3進出を決めた。リカルドは0.461秒遅れの14番手でノックアウトした。
新品ソフトを4セット使った事で、最終Q3ではハミルトン、ストロール、そしてランド・ノリス(マクラーレン)と並び、1回目の計測で中古のソフトタイヤを装着した。
そして暫定10番手から最終アタックに臨むと、ストロールを1000分の25秒差で交わして9番グリッドを持ち帰った。
「やりました! 本当に満足です。チームは素晴らしい仕事をして、いいクルマを用意してくれました。楽しめましたし、チームの皆には本当に感謝しています」と角田裕毅は予選を振り返った。
「(Q3進出は)難しいだろうと考えていましたが、クルマからできるだけ多くのパフォーマンスを引き出せるよう集中しました。全てをまとめ上げる事ができて嬉しいです」
角田裕毅の予選について車両パフォーマンス部門を率いるギヨーム・デゾトゥーは「ユーキの予選は本当に上手くいった。Q3に進出し、ストロールを抑えて9番手を確保した」と語った。
「クルマはセッション全体を通して一貫性があったし、シングルラップに焦点を当て、トラフィックを上手くマネジメントし、路面の進化に合わせてバランスを適応させるというプランが本当に上手く機能した」
先週末のバーレーンGPでは入賞を視野に入れる11番グリッドからスタートするも、戦略ミスによって後退する結果に終わった。雪辱を果たす事はできるだろうか?
「今シーズン初めてQ3に進出した事で、今後に向けて大きな自信になりました。今日は本当に楽しかったですが、明日は簡単ではないので、これからレースに向けて集中して取り組んでいきます」と角田裕毅は語る。
「チームには豊富な経験を持つメンバーがたくさんいますし、パッケージを最大限に活かしてポイントを獲得できると自信を持っています」
That was a fun one, first Q3 of the year!
今年初めてのQ3進出でP9!ハイスピードサーキットでかなり楽しめました!明日頑張ります💪 pic.twitter.com/vuI7FYbSSQ
— 角田裕毅/Yuki Tsunoda (@yukitsunoda07) March 8, 2024
2024年F1サウジアラビアGP予選ではマックス・フェルスタッペン(レッドブル)が大差でポールポジションを獲得し、2番手にシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手にセルジオ・ペレス(レッドブル)が続く結果となった。
決勝レースは日本時間3月9日(土)26時にフォーメーションラップが開始され、1周 6175mのジェッダ市街地コースを50周する事でチャンピオンシップを争う。レースの模様はDAZNとフジテレビNEXTで生配信・生中継される。