ウィリアムズF1、松井沙麗とアレサンドロ・ジュスティの若手育成加入を発表

ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミー加入が発表された松井沙麗とアレッサンドロ・ジュスティ、2023年1月Courtesy Of Williams

FIA-F1世界選手権に参戦するウィリアムズ・レーシングは欧州現地2024年1月17日(水)、松井沙麗(まつい さら)とアレサンドロ・ジュスティ(Alessandro Giusti)をドライバーアカデミーに迎え入れたと発表した。

松井沙麗(2010年10月26日生まれ / 13歳)は5歳でカートを始め、2021年にJAFジュニアカート選手権 FP-Jr Cadets部門で、2022年にJAFジュニアカート選手権 FP-Jr部門で各々総合3位を獲得。FIAガールズ・オン・トラック・ライジング・スターズのジュニアドライバー枠では最終選考にまで上り詰めた。

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ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミー加入が発表された松井沙麗、2023年1月

昨年はHRS(ホンダ・レーシング・スクール)に参加。JAF地方カート選手権FS-125/X30部門やGPRカートジュニアクラスなどのシリーズに参戦し、2度の表彰台を獲得した。また、OK-Nジュニア・チャンピオンズ・オブ・ザ・フューチャー・アカデミー・プログラムでも好成績を収め、24名中総合8位入賞を果たした。

2024年はカート・リパブリックからOKJクラスでドライブするほか、F1アカデミーがサポートするチャンピオンズ・オブ・ザ・フューチャー・アカデミーにも参戦する。

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ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミー加入が発表されたアレッサンドロ・ジュスティ、2023年1月

フランス出身のアレサンドロ・ジュスティ(2006年9月10日生まれ /17歳)は2021年のフランスF4選手権でシングルシーターデビューを果たすと、翌年にポールポジション6回、表彰台12回、優勝2回を記録してチャンピオンに輝いた。

2023年はフォーミュラ・リージョナル欧州選手権(FRECA)に転向。2024年はG4レーシングからARTグランプリに移籍し、FRECAでの2シーズン目に挑む。

トップドライバーの育成を目指すウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの一員として2人は今後、チームの全面的なサポートと指導を受け、さらに腕を磨いていくことになる。

アカデミーへの加入について松井沙麗は「ウィリアムズ・レーシング・ドライバー・アカデミーの一員になれて光栄に思います。このような歴史あるチームと一緒に仕事ができることに感謝しています。ヨーロッパで経験を積むのが楽しみで、シーズンの開幕が待ちきれません!」と語った。

ウィリアムズ・レーシングのスポーティング・ディレクターを務めるスヴェン・スミーツは松井沙麗について「サラはカート界が注目するスターの一人だ。母国日本では有望な成績を収め、2022年にはガールズ・オン・トラック・ライジング・スターズのファイナリストにも選ばれた」と述べ、ジュスティを含めた2人の成長を「サポートするのが楽しみだ」と付け加えた。

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