僚友ベッテルを「危険な形で追いやった」ストロールに大量ペナルティポイント
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チームメイトのセバスチャン・ベッテルを「危険な形でコース外に追いやった」としてF1サンパウロGPのスチュワードは、アストンマーチンのランス・ストロールに10秒ペナルティと合わせて3点もの大量のペナルティポイントを科した。
両者11位争いを繰り広げていた。7周目のターン3の出口でベッテルは、追い抜こうとした際にストロールに幅寄せされ、左の2つのホイールを路肩の芝に落としての走行を強いられた。似たような光景はつい先日のアメリカGPでも見られた。
COTAでのレース22周目、後方のフェルナンド・アロンソからポジションを守ろうとラインを変更した結果、バックストレートで高速の大クラッシュが発生。スチュワードはストロールに次戦での3グリッド降格と2点のペナルティポイントを科した。
スチュワードはインテルラゴスでの一件を受け映像証拠を確認。ストロールが「ターン3を抜けた後に故意に左側へと寄り、危険な方法で5号車をコース外に追い出した」と判断した。
この結果、12位フィニッシュしたストロールは17位へと転落。3点のペナルティポイント追加により累積点は8点に達した。12ヶ月間で12点に達すると1レースの出場停止処分が下される。
幅寄せ後に4度のF1ワールドチャンピオンは無線を通して一言「OK」とだけつぶやき、そのラップの最後の全開区間でストロールを難なくオーバーテイク。ポイントには1つ届かなかったものの、9位でフィニッシュした。
2022年F1サンパウロGPスプリントではジョージ・ラッセル(メルセデス)が逆転優勝。2位にカルロス・サインツ(フェラーリ)、3位にルイス・ハミルトン(メルセデス)が続く結果となった。
決勝レースは日本時間11月13日(日)27時にフォーメーションラップがスタート。1周4309mのインテルラゴス・サーキットを71周する事でチャンピオンシップを争う。