RB、あまりの遅さに角田裕毅が衝撃を受けた22号車を徹底調査へ

スプリント予選SQ1敗退を経てインタビューに答える角田裕毅(RBフォーミュラ1)、2024年11月1日F1サンパウロGP(インテルラゴス・サーキット)Courtesy Of Red Bull Content Pool

RBのレーシング・ディレクターを務めるアラン・パーメインは、2024年F1サンパウロGPの2日目に向けて、角田裕毅の22号車VCARB 01を「洗いざらい調査」する方針を明らかにした。

週末最初のグリッド争いはチーム内で明暗が大きく分かれた。リアム・ローソンはSQ3に駒を進めて8番手を記録したが、角田裕毅はラップに好感触を持っていたにも拘らず、18番手でSQ1敗退を喫した。

角田裕毅についてパーメインは、FP1ではクルマに満足していたものの、SQ1では「望んでいたような走りができずに18番手に終わった」として、セットアップに問題がなかったかどうかを含めて、細部に至るまで22号車を調査すると説明した。

「パルクフェルメの制約下でできることは限られるが、FP1からSQ1にかけて行ったセットアップ変更がすべて適切であったかどうかを確認するために、データを精査するつもりだ」とパーメインは付け加えた。

自信を持っていただけに、この日の結果に角田裕毅は驚きを隠さなかった。

「終始ペースがなく、兎に角、厳しい予選でした。正直、自分のラップについてはかなり良かったと思っていたので、これほど遅れを取ったことに驚きました」と角田裕毅は語った。

「通常であれば、最後のプッシュラップでQ2には進めるはずなのですが…、18番手と言われて驚きました」

土曜のスプリントレースについては、「18番手から何ができるかは分かりませんが、できる限りプッシュして挽回できればと思っています。クルマの面で幾らか改善できると良いのですが」と語った。

インテルラゴスは本大会に先立ち、ピットレーンを含めた全ての路面が再舗装された。当然にグリップは時を経る毎に改善していき、摩耗レベルは大幅に改善された。

その一方で、アスファルトがより黒みを帯びたことで、雲量に応じて路面温度が大きく変動する可能性があることが判明した。

日差しに恵まれたFP1とは対照的に、スプリント予選では上空に黒い雲が垂れ込め、路面温度は10℃以上、低下した。


2024年F1サンパウロGPのスプリント予選では、オスカー・ピアストリ(マクラーレン)が0.029秒差という僅差で僚友ランド・ノリスを下してポールポジションを獲得した。

スプリントは日本時間11月2日(土)23時から、公式予選は同27時から1時間に渡ってインテルラゴス・サーキットで開催される。セッションの模様はDAZNフジテレビNEXTで生配信・生中継される。

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