フェルスタッペン、2番手連取もメルセデスとの”事実上”の差は巨大「ロングランはかなり良好だけど…」
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2020年F1第16戦サクヒールGP初日プラクティスを2番手で締め括ったレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンは、ロングランは良好で更に改善の余地があるとする一方、メルセデスとの差はタイムシートの見た目以上であり、主にマシンバランスの点でショートランに課題があるとの認識を示した。
国際レースシリーズ初開催のバーレーン・インターナショナル・サーキットのアウタートラック。初日セッションを最速で締め括ったのはメルセデスW11を駆るジョージ・ラッセルで、フェルスタッペンは0.128秒届かず、FP1に続きFP2でも2番手に甘んじた。
順位 | ドライバー | チーム | タイム | 差 | 周 |
---|---|---|---|---|---|
1 | ラッセル | メルセデス | 6:43.200 | 48 | |
2 | フェルスタッペン | レッドブル | 11:02.400 | +0.128 | 43 |
3 | ペレス | レーシングポイント | 47:02.400 | +0.153 | 52 |
一見ポジティブなようにも見えるが、11番手に沈んだバルテリ・ボッタス(メルセデス)はラッセルをコンマ2秒凌ぐ最速タイムを刻んだもののトラックリミットで抹消となっており、また、3番手のセルジオ・ペレス(レーシングポイント)には1000分の25秒差まで詰め寄られている。
ボッタスのタイムが削除されていなければ、フェルスタッペンはボッタスから0.335秒落ちの3番手に沈んでいた。55秒サーキットでのコンマ3秒は巨大だ。実際フェルスタッペンは「かなり大きな差」だと認めている。
つまり、レッドブル・ホンダとメルセデスとの差はタイムシートの見た目以上に大きく、王者ルイス・ハミルトン不在にも関わらずパワー不足を理由に優勝のチャンスが乏しいとしていたフェルスタッペンの懸念が的中した格好と言える。
2番手連取もメルセデスとの”事実上”の差は巨大
マックス・フェルスタッペンFP2: 2位, FP1: 2位
今日はなかなか厄介で、バランス的にもまだ最適なセットアップを見つける事ができていない。ショートランは特にそうだ。ロングランの方は間違いなく改善していて、特に2回目のセッションがかなり良い感じだったけど、まだ改善の余地がある。
コース的には決してエキサイティングとは言えないな。1周がこれだけ短いから、無線では常に他のクルマに関するトラフィックの警告が流れ続けるんだ。
第2セクターは潜在的にかなり危険だと感じた。あそこは多くのコーナーがブラインドだから、2回目のプッシュラップに向けてタイヤをクールダウンさせて走らなきゃならない時に問題になりそうな気がする。
まだ金曜日だから自分達の相対的な競争力は分からないけど、バルテリ(ボッタス)の計測ラップがトラックリミットで抹消されている事を考えると、メルセデスとの実質的な差はコンマ3秒半に達していると思う。
予選までに幾つかやるべき事が残っている。それが済んだらレースペースの改善に集中するつもりだ。前にクルマがいる状態での走行が課題だから、競争力を上げるためにレースペースを向上させる必要があるからね。
初日をトップで締め括ったのはルイス・ハミルトンの代役に起用されたジョージ・ラッセル(メルセデス)。2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)を0.128秒差で退けた。3番手には0.153秒遅れでセルジオ・ペレス(レーシングポイント)が続く結果となった。
F1サクヒールグランプリ3回目のフリー走行は日本時間12月5日(土)23時から、公式予選は同6日(日)2時から1時間に渡ってバーレーン・インターナショナル・サーキットのアウタートラックで開催される。