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メルセデス勢を大きく引き離したフェラーリのセバスチャン・ベッテルだが、メルセデスに対しての警戒心は全く緩んでいない。ベッテルはF1ロシアGPの金曜2回目のフリー走行で最速タイムをマーク、3番手のバルテリ・ボッタスに0.67秒もの大差をつけて初日を終えている。
ベッテル：ロシアGP金曜フリー走行を終えてのコメント
セバスチャン・ベッテル
FP1: 5位/1:37.230, FP2: 1位/1:34.120
「メルセデスは速くなると思うよ。ここは彼らのマシンに合ったサーキットだから、明日は力強さを見せてくると思う」
「個人的な見解を言いたいわけじゃないけど、僕の記憶が確かならみんなは去年、土曜以降に一番速いのはウィリアムズだって予想してたよね。でも結局のところ最速なのはメルセデスだった。人は時々惑わされちゃうんだ。マシンには荷重とかエンジンモードとかあらゆる要素があるわけだし、表立って見えてくるものもあれば、隠してるものだってあるんだ」
ベッテルはメルセデスがパフォーマンスを隠し持っている可能性に言及し、金曜初日の順位と結果を額面通りに受け取るつもりがないとの考えを述べた。
「大事なことは、(相手との比較でアレコレ言うのではなく)自分達自身と自分達のマシンバランスについて話すことだと思うよ。今日はセッションを通してマシンを改善できたからそこそこ満足してるよ」
フェラーリは今季3戦を終えた現在、2勝を挙げランキングをリードしている。ただし、ここロシアでは過去にメルセデス以外のチームが優勝したことはただの一度もない。2017年F1ロシアGPの初日セッションの詳細については、ロシアGP《FP1》結果、及びロシアGP《FP2》結果をそれぞれ参照頂きたい。