ダニエル・リカルド、フェラーリとの移籍交渉を否定「レッドブルとしか交渉していない」
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レッドブルのダニエル・リカルドは、2019年のシート獲得に向けてフェラーリと移籍交渉を行っているとの報道を完全否定、現時点ではレッドブルとのみ交渉中だと断言した。
今季限りでチームとの生ドライバー契約が満了するリカルドの去就については、前戦中国GPで勝利を収めた事で憶測が加熱。今週に入って、フェラーリがリカルドとの独占交渉権を得たと伊メディアが報道、リカルド側は2年契約を打診し年俸1,800万ポンド(約27億4,000万円)を要求しているとされていた。
「それは事実じゃないね。保証するよ。まだレッドブルとしか話をしていないんだ」とリカルド。報道は事実無根だと主張した。キミ・ライコネンの契約もリカルド同様今シーズン限りとなっており、フェラーリの来季シートは1つ空席の状態となっている。
レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はマックス・フェルスタッペンとのコンビを維持したい意向であり、8月までのラインナップ決定を求めているが、F1タイトルを臨むキャリア8年目のオージーは、その夢を叶えてくれるだけの競争力のあるマシンを求めている。
「変化が欲しいって理由だけで他のチームに移籍することはないよ。もし移籍するなら、確実に良い成績が取れるって確信が欲しいんだ。それだけだよ」
上海インターナショナル・サーキットでの勝利はレッドブル残留の可能性を押し上げたかに思われたが、リカルドは複数の勝利なくして残留はないとの旨の考えを示し、依然としてトップチームへの移籍が優先オプションだと主張しているが、今週末のアゼルバイジャンGPでも勝利を手にできるようであれば、即座に残留を決断する可能性もあるとしている。