US攻防戦…サインツに”汚い”と言われたリカルド、意図的に非ずとして「僕はナイスガイだから、たまには汚くてもOK!」と交わす
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F1アメリカGPでのレース終盤の5位を巡るバトルの際、カルロス・サインツ(フェラーリ)から”意図的に接触”したとして非難された事について、ダニエル・リカルド(マクラーレン)は「僕はナイスガイだから、たまには汚い事をしても良いんじゃないかな!」と交わした。
コンストラクターズ選手権3位を争う両者は43周目の最終セクターで激しい攻防を展開していた。そんな最中、ターン13でイン側にいたリカルドの左フロントにサインツの右フロントが接触した。
コントロールを失い軽く失速したサインツはチーム無線で「あれはちょっと汚い。わざとやったんだ」とリカルドを非難した。SF21の翼端板は破損した。
ポジションを守り抜いたリカルドは5位でフィニッシュしたものの、コースを縦横無尽に駆け巡り、様々なラインで追い抜きを仕掛けたサインツはタイヤを痛めてしまい、ラスト2周というところでバルテリ・ボッタス(メルセデス)にオーバーテイクを許して7位でレースを終えた。
RaceFansによると終盤の接近戦についてリカルドは「もちろん、故意に誰かに突っ込もうとするわけもなく、あれはちょっとした”擦れ違い”のレースだったんだ」と振り返った。
「わざとじゃないけど、アウト側にいる場合には若干無防備になってしまうものだし、彼がリスクを取ったって事なんだと思うよ」
無線でのサインツの非難については「僕はナイスガイだから、たまには汚い事をしても良いんじゃないかな!」と交わした。
ヘルメットを脱いだサインツは冷静さを取り戻し、自身でも「全く同じことをしただろう」として、リカルドの動きは「正しかった」と認め、バトルを楽しんだと付け加えた。
「もちろん、終盤に起きたような接触に持ち込むということじゃないけど、イン側にいる人にはアウト側のクルマをコース外に追いやる権利がある」