ルノーF1、3Dプリントでのパーツ開発を促進…米ジェイビルとアディティブ製造契約を締結
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ルノー・スポールはF1モナコGPに先立って、2019年型F1マシン「Renault R.S.19」用のパーツ開発を促進させるべく、米国フロリダ州セントピーターズバーグに本拠地を置くEMS企業、ジェイビルサーキットとの提携を発表した。
ジェイビルとのアディティブ製造(付加製造、金属3Dプリンティング)契約によって、ルノーF1チームは3Dプリントによるパーツ開発と実戦投入までの時間を短縮。強度を損なうことなく車両重量を削減できるレーシングパーツを手にする事が可能となる。
F1のみならず、過酷な開発競争にさらされるモータースポーツでは、3Dプリントに代表されるラピッド・プロトタイピングと付加製造に強く依存しており、レース週末にサーキットでパーツを加工することも珍しくない。
3Dプリンティングは、アディティブ・マニュファクチャリングとも呼ばれ、CAD等のデジタルデータを使用して製品材料を連続的に積層。3次元オブジェクトを作成する。
ジェイビルは設計、製造、サプライチェーン、および製品管理サービスを提供する製造ソリューションプロバイダ。世界26か国に100か所の関連施設を持ち、20万人以上の従業員を雇用している。