ルノーF1、カストロールを所有するBP社との契約を延長強化
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ルノー・スポールF1チームは6日、英オイルメーカーのBP社とのパートナーシップ契約延長を発表した。延長期間は少なくとも5年とされ、契約にはBP社とルノー=日産アライアンス本体との新たな合意内容が含まれる。
世界で最も有名なオイルブランド「カストロール」を傘下に持つBPは、フランスに本拠地を置くトタル社に代わって昨年ルノーと提携、燃料及び潤滑油をルノーF1チームに供給している。
長期契約の背景には、自動車産業界の急速な情勢変化がある。欧州を中心に、車の動力源が旧来の化石燃料を用いる内燃機関からEVへと変わりつつある中、自動車産業界の勢力図は大きな転換点を迎えている。これまで業界をリードしてきた両者は、このパラダイムシフトを乗り切るべく、新技術の共同開発をはじめとして幅広い領域で協業する。
ルノー・スポール・レーシング社長のジェローム・ストロールは、広範範囲に渡る長期的協力関係は、成長目標に対する両者の揺るぎない決意の現れであると強調した。
「2017年に我々は強力で安定した基盤を築くことが出来ました。BPカストロールとの提携をより強化でき非常に満足しています。BPとカストロールはこの分野の最先端に位置しています。広範かつ長期的なパートナーシップを結ぶことができたのは、両陣営の目指す目標が共有できたからに他なりません」
BPダウンストリームのCEOを務めるトゥファン・アージンビルジックは「F1との継続的な関係と、高度モビリティソリューションおよび新技術の共同開発を含むルノー=日産=三菱アライアンスとのグローバルな協力関係に期待しています」と述べた。