レーシングポイントF1、2020年の新車「RP20」とチーム名変更を発表
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レーシングポイントF1チーム(Racing Point F1 Team)は2月17日にオーストリアでローンチイベントを開催し、最新型のF1マシン「RP20」のリバリーをお披露目すると共に、2020年シーズンのF1世界選手権に「BWTレーシングポイントF1チーム」として参戦する事を発表した。
イベントは北部ヴェックブルック地区のモンゼーに位置するBWT本社にて行われた。BWTは欧州を代表する水処理技術の大手メーカーで、レーシングポイントの前身であるフォース・インディアと2017年に契約。以降マシンはショッキングピンクに彩られてきた。BWTは今年、契約を拡大して単独のタイトルスポンサーを務める。
レーシングポイントは昨年、ケニアに本社を置くPevans East Africa社が運営するオンラインブックメーカー「スポルペーザ」との2年間のタイトルスポンサー契約を締結し、「スポルペーザ・レーシングポイントF1チーム」としてF1に参戦していたが、同社は当局による賭博業界への規制強化によって昨年8月に国内営業ライセンスが停止に追い込まれた。契約は解消されたものとみられる。
なおレーシングポイントは今季に先立って、日本の大手電機メーカー、NECとのパートナーシップを解消している。NEC及びNECメキシコはプロモーションの一環として、2015年にフォース・インディアと契約を締結し、5年に渡ってシルバーストンのチームを支援し続けてきた。
支援企業には変更があったものの、ドライバーラインナップは継続され、セルジオ・ペレスとランス・ストロールがRP20のステアリングを握る。チームは来季以降「アストンマーチン」を名乗る事が決まっており、レーシングポイントの名で活動するのは今年が最後となる。