プーマ、F1公式アパレル商品を生産…新たな複数年契約を締結

レッドブルの2016年型F1マシン「RB11」に掲げられたプーマのロゴ、2016年2月17日にイギリス・ロンドンのOld Truman Breweryで行われたPUMAとレッドブル・レーシングのローンチイベントにてCourtesy Of Red Bull Content Pool

ドイツのスポーツ用品メーカー、プーマがF1の公式アパレルウェア、フットウェア、アクセサリーの生産権利および、大多数のグランプリ会場におけるF1公式商品およびチームグッズ等の独占販売権を得た。

F1第5戦マイアミGPの開幕を翌日に控えた2023年5月4日(木)、F1とプーマは複数年に渡る新たなパートナーシップの締結を発表した。

モータースポーツ・ウェアのパイオニアであるプーマは1980年代半ば以降、各種レーシングギアの開発・販売を行うとともに、参戦チームに対してチームウェアやファンウェア、ライフスタイルコレクションを提供してきた。

契約の一環としてプーマは今後、多様化するF1ファン向けに新しいファンウェアコレクションを開発すると共に、2024年以降、F1関係者がサーキットで着用するためのユニフォームを提供する。

ファンに対しては同社のECサイト、PUMA.comや世界各地のプーマストアでF1公式ライセンス商品を販売するほか、子会社のstichd社を通じて各グランプリ会場にて、レプリカや全10チームのスペシャルコレクションを含む商品を独占販売する。

プーマとの提携発表に際してF1のステファノ・ドメニカリ社長兼CEOは、世界的な成長を背景にF1が、メインストリームカルチャーに進出しつつあることに言及した。

F1とのパートナーシップについてプーマのアルネ・フロイントCEOは「モータースポーツとライフスタイルの融合をさらに探求するエキサイティングな機会」であると述べ、stichd社のニーナ・ニックスCEOは「すべてのF1レースでファンウェアを販売することは喜ばしいというだけでなく挑戦的なプロジェクトだ」と語った。

今回の提携によりF1とプーマは、新たな市場への進出、ファン層の拡大を目指し、モータースポーツとファッションの融合をさらに推進していくことが期待される。

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