フェルスタッペン、軽く流して2番手「タイムシートに大きな意味はない」バルセロナテスト《4日目》
Published:
レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンが、2月26日(水)に行われた2020年F1バルセロナテスト4日目のセッションを振り返った。
午前の走行を担当したアレックス・アルボンは、インスタレーションラップを終えてサスペンショントラブルに直面。実質的に走行できたのは僅か1時間であったが、午後を担当したフェルスタッペンは順調に周回を重ねて84ラップを計上し、C3タイヤで1分17秒347を刻んで、トップのロバート・クビサ(アルファロメオ)から0.405秒遅れの2番手につけた。
一日を振り返ったフェルスタッペンは、ラップタイム狙いでの走行は行っておらず「タイムシートに大きな意味はない」と語った。また、最終盤5分のところでは、ターン10で不可解なスピンを喫してマシンがストップするアクシデントが発生したが、これについては「さほど気にしていない」と一蹴した。
なおタイヤサプライヤーのピレリは今回、18度のバンク角を持つオランダGPの舞台、ザントフォールト・サーキット向けの硬めのプロトタイプコンパウンドを用意。ライバルと同じ様にフェルスタッペンもこれを初めてテストした。
軽く流して2番手「タイムシートに大きな意味はない」
マックス・フェルスタッペン順位: 2位, 周回数: 84
今日は新しいピレリタイヤのコンパウンドを含めて様々な事を試してみたんだ。おかげで色々な状況下でのクルマの挙動や反応といったものを確認する事が出来た。
テストではラップタイムを追求せずに、新しい事やいつもとは少し違う事なんかにトライしているから、タイムシートに大きな意味はない。相対的な競争力を知るにはメルボルンでの開幕戦まで待つ必要がある。
セッション終了直前にコース上で停まってしまったけど、さほど気にはしていないし、全体的にポジティブな一日になったと思う。色んな事を学べてるとは思うけど、それはライバルも同じことだから、実際にレースをして確かめるのが楽しみだ。
2020年F1バルセロナテスト5日目のセッションは、2月27日(木)現地9時、日本時間17時からスペインのカタロニア・サーキットで開催される。