アロンソ遂に本領発揮か、怒涛の追い抜きで”初めて手応え”…パッケージ改善に自信深めたオコン / Alpine
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アルピーヌF1チームは、5月2日に開催されたF1ポルトガルGP決勝レースでエステバン・オコンが7位、フェルナンド・アロンソが8位でフィニッシュしてダブル入賞を果たした。
今季予選最高位の6番グリッドからスタートしたオコンは、スタート直後にランド・ノリスとのホイール・トゥ・ホイールのバトルに敗れて7番手に。その後はシャルル・ルクレールにも先行を許した。
また、13番手からスタートしたアロンソも1周目を終えて15番手までポジションを落とすなど、両者共に出だしは決して良いものではなかった。
だが、セーフティーカー導入後は落ち着いてレースに臨み、オコンは最初にピエール・ガスリーを、その後はカルロス・サインツをパス。7番手を確保した。
アロンソは40周目にピットインしてミディアムからハードに交換した後、ガスリー、ダニエル・リカルド、そして最後は同郷のカルロス・サインツを立て続けにオーバーテイクし、オコンの背後、僅か1.059秒差の8位でチェッカーを受けた。
エグゼクティブディレクターを務めるマルチン・ブコウスキーは「目指すべきフェラーリやマクラーレンとのバトルを繰り広げる事ができた」とした上で「更にレースペースを上げていけるはず」と述べ、次戦バルセロナでのスペインGPに向けて手応えを得た様子を伺わせた。
Alpine:F1ポルトガルGP決勝
フェルナンド・アロンソ決勝: 8位, グリッド: 13番手
全体的にとてもいい週末になったと思う。マシンのパフォーマンスは良く、バーレーンやイモラの時とは異なり、フェラーリやマクラーレンと競り合う事ができた。
気持ち良くマシンをドライブできたのは今回が初めてだ。チームの素晴らしい仕事のおかげだ。僕らは素晴らしい進化を遂げていると思う。もっと上のグリッドからスタートしていれば、より良い結果が得られたと思うけどね。
次のバルセロナとモナコの2レースでは予選パフォーマンスが鍵になるから、来週末からは1ラップの速さを最大限に極めるべく集中して取り組む必要がある。
エステバン・オコン決勝: 7位, グリッド: 6番手
今日のレースには本当に満足だ。最大限の結果を残せたと思う。今週末のパフォーマンスとダブルポイントを手にしたという事実は、僕らが今回どれだけ好調だったか、そしてどれだけ改善したかを示していると思う。
チームの誰もがこの進歩に貢献してくれたし、フェラーリやマクラーレンと戦えた事で、クルマとパッケージが如何に改善されたかを知る事ができた。
今日はオーバーテイクが本当に楽しかった! この勢いを維持して今後もポイントを獲り続けていきたい。来週はまた違った展開になると思うけど、引き続き改善していってこの速さをキープしていきたい。楽しみだ。
5月2日(日)にアルガルベ・サーキットで行われた2021年F1第3戦ポルトガルグランプリ決勝レースでは、2番グリッドからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が逆転の通算97勝目を上げた。2位はマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)。3位表彰台にはポールシッターのバルテリ・ボッタス(メルセデス)が滑り込んだ。
次戦スペインGPは1週間後の5月9日にカタロニア・サーキットで決勝レースが行われる。