ピレリ、開幕8戦分のコンパウンドを発表…英国での2連戦は別チョイス
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F1公式タイヤサプライヤーを務めるピレリは6月11日(木)、オーストリア、ハンガリー、イギリス、スペイン、ベルギー、そしてイタリアから成る2020年シーズンのF1開幕8レース分のコンパウンドを発表した。
今シーズンも各グランプリ毎に、コース特性などに合わせて全5種類のコンパウンドの中から3種類が持ち込まれる。C1が最も硬く、C5が最も柔らかい。各ドライバーには週末毎に合計13セットが用意される。※ 下記表の表記は…H:ハード、M:ミディアム、S:ソフト。
グランプリ | C1 | C2 | C3 | C4 | C5 |
---|---|---|---|---|---|
オーストリア 7月5日 |
H | M | S | ||
オーストリア 7月12日 |
H | M | S | ||
ハンガリー 7月19日 |
H | M | S | ||
イギリス 8月2日 |
H | M | S | ||
イギリス 8月9日 |
H | M | S | ||
スペイン 8月16日 |
H | M | S | ||
ベルギー 8月30日 |
H | M | S | ||
イタリア 9月6日 |
H | M | S |
注目は英国シルバーストン・サーキットで開催される8月2日の”イギリスGP”と8月9日の”70周年記念GP”だ。同じ会場であるにも関わらず、イギリスGPではC1~C3の硬めのコンパウンドが持ち込まれ、第2イベントとして開催される70周年記念GPではC2~C4の中間コンパウンドが用意される。
なお同じくダブルヘッダーとしてレッドブル・リンクでの開催が予定されている7月5日のオーストリアGP及び、7月12日のシュタイヤーマルクGPに関してはC2~C4の同一選択となる。
オーストリア、ハンガリー、そしてイタリアでの各レースが昨シーズンと同一コンパウンドである一方、ベルギーGPの割当は昨年のC1~C3からC2~C4へと変更されている。
ピレリのカーレース部門を率いるマリオ・イゾラは今回のコンパウンド選択について「例年通り、各サーキットの特性に最も適したものが選ばれている。興味深いレース戦略をもたらしてくれるはずだ」と語った。