ペレスとボッタスがパルクフェルメ違反、F1オーストラリアGP決勝ピットレーンスタートへ
Published:
パルクフェルメ規定違反に伴いセルジオ・ペレス(レッドブル)とバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)は、4月2日(日)のF1第3戦オーストラリアGP決勝をピットレーンからスタートする。
レッドブル・レーシングは予選を終えて、ノータイム最下位に沈んだペレス駆る11号車RB19のパワーユニットに関して、今季3基目となるES(バッテリー)とCE(コントロール・エレクトロニクス)を開封。年間上限基数に達した。
本来であればグリッド降格ペナルティが科されるところだが、チームはFIAテクニカル・ディレクターを務めるジョー・バウアーの承認を得ずに交換した。スチュワードはピットレーンスタートを命じた。
またPUの交換と合わせて、予選とは異なるセットアップをサスペンションに施し、クラッチやフロントブレーキ周りのパーツを交換、パラメータを調整した。
これらに関しては書面によるバウアーの承認を得ているが、パルクフェルメ規定違反である事に変わりはなく、いずれにせよグリッドに着く事はできない。予想通り、戦略的観点からの交換だろう。失うものは何もない。
アルファロメオも同様に、予選19番手に終わったボッタスの77号車C43のサスペンションのセットアップを変更した。パルクフェルメ規定違反となるためペレス同様、F1競技規定第40条9項cの定めに従ってピットレーンからスタートする。