エステバン・オコン、親友ストロールを擁護「批判は不当。僕がシートを喪失するのは彼のせいじゃない」
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レーシングポイント・フォースインディアのエステバン・オコンは、シート喪失の直接的要因であるウィリアムズのランス・ストロールを擁護。自身が今シーズンを以てチームとの契約が解消となったのは、ストロールのせいではないと主張する。
カナダの実業家にして世界有数の資産家であるランスの父、ローレンスは、慢性的な資金不足に苦しんでいた中堅の雄フォース・インディアを買収。これに伴い、ランスはオコンの後任としてフォース・インディアの席を手に入れる見通しとなっている。
近年のF1は資金の持ち込みによって契約を得る「ペイドライバー」の存在が度々話題となっており、ストロールは総額91億円という史上最高額のマネーでウィリアムズからのF1デビューを獲得。今回の移籍話の背景にも、”金”が大きな役割を果たしている事から、一部のファンはSNSを使ってストロールに対する批判の声を上げていた。
この事実を目の当たりにしたオコンは「今起こっていることは彼のせいじゃない」と反論。グリッドの中でも特に仲の良い間柄であるストロールを擁護した。
「僕らはそれぞれ異なるバックグラウンドを持ってるけど、レースに対する情熱や競争への執念、F1を愛する気持ちはみんな同じなんだ。だから、どうか敬意を持って僕らをサポートしてほしい。人生は困難の連続だけど、僕らはみんなF1に留まるために懸命に努力してるんだ」
「ランスはパドックの中で一番の友人だし、僕らは昔から仲が良い。今回の件について、みんなは彼のせいだと思ってるみたいだけど、実際はそうじゃない。彼は何も悪くないんだ。僕と同じように、彼もまたF1でレースをするために必死に頑張ってるだけなんだ」
来シーズンに向けて現在残っているシートは、トロロッソ・ホンダとウィリアムズ、そしてハースの3チームのみ。支援者であるメルセデスはオコンの行き先を見つけられず、苛立ちを強めている。
当のオコンは、残された唯一の可能性はウィリアムズの一択であると認めており、トロロッソとハースの空きシートを得る可能性は消滅。仮にF1での来季活躍の場を見いだせなかった場合、オコンはメルセデスAMGのリザーブドライバーとして一年浪人し、2020年のF1復帰を目指していく。
「今はまだ控えベンチを温めるつもりはないよ。もちろん、契約はないしサインもしてないけど。。状況がどうなるか見守ってみるよ」