角田裕毅、2025年レッドブルF1候補になり得るとマルコ…その条件とは?アルボンとサインツの噂にも言及
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レッドブルのモータースポーツ・アドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、2025年のレッドブルF1候補になり得るドライバーとして、セルジオ・ペレスと共にビザ・キャッシュアップRBのダニエル・リカルドと角田裕毅の名前を挙げた。
一部で噂が挙がっているアレックス・アルボン(ウィリアムズ)とカルロス・サインツ(フェラーリ)はペレスの後任候補から除外している模様だ。
2024年はペレスにとって再びキャリアにおける重要なシーズンとなる。昨年は特に予選でチームメイトのマックス・フェルスタッペンに太刀打ちできず、額面上の獲得ポイントだけで言えばコンストラクター選手権タイトルに貢献できなかった。
ペレスの契約は今シーズン末を以て満了を迎えるが、これは必ずしもレッドブルとの別れを意味するわけではない。
オーストリア紙「クライネ・ツァイトゥング」に対してマルコは、ペレスが一貫したパフォーマンスを発揮し、幾つかの勝利を収めてドライバーズ選手権で2位を取れば、契約更新の対象となる事は「間違いない」と述べ、34歳のメキシコ人ドライバーを「絶対的なチームプレイヤー」と評した。
「チェコ(ペレス)は安定したパフォーマンスを発揮しなければならない」とマルコは語る。
「彼が常にフェルスタッペンのレベルでドライブできるわけではないことは明らかだが、もし1勝か2勝を挙げ、チャンピオンシップで2位になれば、間違いなく2025年の候補になるだろう」
ペレスの後任候補としては、当然に姉妹チームのドライバーが挙げられるが、それはパドックで最有力候補との見方が強く、また先日、マルコが後任候補になり得ると名指ししたリカルドだけではない。
チーム内で明確に優位性を示す事ができれば、リカルドだけでなく角田裕毅にも昇格のチャンスが与えられるとマルコは認めた。
RBのドライバー達についてマルコは「単にF1に留まるだけでなく、レッドブル・レーシングへの昇格の可能性もある。これはチーム内で明らかにシーズンを支配した人が対象となる」と語った。
マルコはライバルチームから引き抜く選択肢を除外しているわけではないが「アルボンは2025年まで契約があるし、サインツはおそらく我々よりも早い時期に決断を下したいと思っているだろう」と語った。
レッドブルはサマーブレイク明けには来季のラインナップについて検討を始める計画だ。