ナイジェル・マンセル「本当に感動的だった」愛機ウィリアムズFW14Bと再会…F1タイトル獲得30周年
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1992年のF1ドライバーチャンピオン、ナイジェル・マンセルが1992年の愛機、ウィリアムズFW14Bと再会。最終日を迎えた6月26日(日)のグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード(Fos)で再びステアリングを握った。
Fosは今年、タイトル獲得30周年を記念してマンセルをフューチャーした。これを祝うべく駆けつけた大勢のファンを前にマンセルは、懐かしの感触を確かめるようにゆっくりとヒルクライムでのパレードラップを走行した。
FW14Bは16戦中10勝(うち9勝はマンセル)という記録を以てマクラーレン・ホンダに圧倒的な差をつけ両選手権を制した。
マンセルはこの年、シーズン最多ポールポジション獲得率(88%)、シーズン最多ポールポジション獲得数(9回)など、今なお破られることのない記録を打ち立てて悲願の初タイトルを手にした。
68歳のイギリス人ドライバーは「記念すべき年にグッドウッドに来られて本当に光栄だよ」と語った。
「このクルマと再会できた事だけでなく、こうしてヒルクライムを駆け上がれた事は、ウィリアムズにとっても僕にとっても本当に特別な瞬間だった」
「チームと共にここに来られて感激だ。この特別なレーシングカーのステアリングを再び握れて最高だった」
「世界中のファンの前でドライブするのは本当に感動的だったし、大切な思い出になるだろう」
ウィリアムズはFW14Bのほか、アレックス・アルボンとニコラス・ラティフィが駆る現行のFW44、1996年にデイモン・ヒルと共にWタイトルを果たしたFW18、そしてジャック・ヴィルヌーヴが1997年に王座を獲ったFW19と、今年のFosに4台のF1マシンを持ち込んだ。