公道仕様のレースカー、史上最強のメルセデスAMG GT「ブラックシリーズ」世界初公開

メルセデスAMG GT ブラックシリーズ 正面ショットcopyright Daimler AG

メルセデスAMGは究極の動力性能と精巧なエアロダイナミクスを備えた最強トップグレード「ブラックシリーズ」にAMG GTを追加し、その実車を7月15日に世界初公開した。現行のAMG GT3のデザインを継承したその仮面の下には、史上最もパワフルなAMG V8エンジンを搭載する。

新型メルセデスAMG GTブラックシリーズは、あらゆる面で人々を魅了し感動させるような究極のマシンを体現すべく、AMGが本拠とするアファルターバッハのデザイナーたちが長年の専門知識を掛けて生み出した新作だ。

2006年のSLK 55 AMGにおいて初登場した「ブラックシリーズ」。最強ハードトップの2シーターにのみ許されるこのバッジをつけるのは新型AMG GTで6番目となる。AMGのプロダクトマネージャー、ヨエルグ・レッツェル曰く、例えばフロント・スピリッターを少し延長するだけでナンバープレートが取れず公道走行が禁止されるという。まさに公道仕様のレースカーだ。

ボンネット下に搭載されるフラットプレーン・クランクシャフトを採用した4リッターV型8気筒エンジンは、最高出力537kW(730馬力、6700-6900rpm)、最大トルク800Nm(2000-6000rpm)を誇り、その暴力的なパワーは7速AMG SPEEDSHIFT DCT 7Gデュアルクラッチトランスミッションを介して後輪へと伝達される。0-100km/h加速は3.2秒、僅か9秒で200km/hに達する。最高速度は325km/hに抑えられた。

エアロパッケージはAMG GT3やAMG GT4のレースカーを踏襲しており、大型化されたグリルや手動で調整可能なスプリッターを組み込んだフロントバンパーを備える。ボンネットとフェンダーには大型のエアベントが設けられ、冷却と空力効率の両方を向上させた。

サイドシルパネルは前後のブレードに統合され、リアにはダブルディフューザーと2ピーススポイラーを装備。ウイング上部は電子制御で最大20度の調整が可能で、両ウイングとも手動での調整も可能となっている。

言わずもがな、新型ブラックシリーズにはカーボンファイバーが多用されている。ルーフやリアハッチなどのボディパネルはもちろん、トランスミッション・マウントやフロント・スタビライザーバーなどのパーツに至るまで惜しみなく投じられた。

他のGTモデルとの差別化のため、インテリアにはオレンジとシルバーのコントラストの効いたトリムを採用。標準装備のスタッガード10本スポークホイールはフロント19インチ、リア20インチで、ブラックシリーズのために特別にカスタマイズされたミシュランのパイロットスポーツカップ2 R MOタイヤを装着する。

気になる価格だが、メルセデスはまだ価格設定を公表していない。

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