角田裕毅、深まるAT03への理解「ポイントを狙えるはず」トラブルフリーの週末願う
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スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅が2022年FIA-F1世界選手権第15戦オランダGPに先立ち、前戦ベルギーGPを振り返りつつ、ザントフォールト・サーキットでの週末に向けて抱負を語った。
昨年のオランダGPで角田裕毅は50周目に「パワーを失った」と無線で報告した後、ガレージにクルマを収めてリタイヤした。チーム代表のフランツ・リストはドライブトレインに問題が発生したと説明した。
深まるAT03への理解「ポイントを狙えるはず」
角田裕毅
F1オランダGPに向けて
休みが終わって再びレースができて良かったです。ピットレーンからのスタートということで、ベルギーGPは少しばかり散々な週末でしたが、3日間を通しての自分の走りには概ね満足していますし、クルマのペースもかなり良かったので、ポジティブな面もありました。
次はヨーロッパ3連戦の2戦目となるオランダGPです。
実は今回のレースを前に、マックス(フェルスタッペン)と一緒にレッドブルの企画撮影のためにザントフォールト・サーキットに行きました。
DAFの古い車をバックギアで走らせるレースだったのですが本当に楽しく、一足先に今週末の雰囲気を味わう事ができました。
昨年のオランダGPはリタイアを余儀なくされる結果になりましたが、それでも大掛かりなバンクが設けられたターン4はかなり気に入りましたし、走っていて本当に楽しいコースでした。
18インチを履いて足回りが固められた今年の新型車がバンクコーナーやバンプでどのような挙動を示すか楽しみです。
クルマに対する理解が深まってきてパフォーマンスを引き出せるようになってきているので、クリーンな週末が過ごせればポイントを狙えると思います。
オランダGPの舞台となるのは、鈴鹿サーキットの設計で知られるジョン・フーゲンホルツが関わったザントフォールト・サーキット。鈴鹿と同じ様にコース幅が狭く、グラベルが周りを囲むという点で古き良き雰囲気が残る。
昨年のグランプリでは、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがルイス・ハミルトン(メルセデス)に20.9秒差をつけ、母国完勝を飾った。
F1オランダGPは日本時間9月2日(金)19時30分からのフリー走行1で幕を開ける。